2017年1月31日

海外移住の心得と裏技 その2 自信を持って人と接する

オークランド、ワン・トゥリー・ヒルにある記念塔

さて。

2回目となる、海外移住の心得と裏技、その2。
今回は、「自信を持って人と接する」ということについてお話ししたいと思います。

これは、英語が話せる話せない以前の問題です。
英語が話せなくても、誰にでもできることです。

ちなみに、「英語が話せる話せない」ということに関して持論がありますが、今回はそれについては触れません。

一つだけ言えるのは、「話せるか話せないか」の可能か不可能かの問題ではなく、「話すか話さないか」の「やるかやらないか」の違いだと考えてます。

なにはさてあれ。

自信を持って人と接する


これはどういうことだと思いますか?

私が思うに、まず言えるのは、これは、日本の伝統的文化的価値観とは結構距離があるということ。

まあそれは、謙虚さであったり、横並びの意識とか出るものは杭で打たれるなんていう言葉に代表されるものです。

でも今回は、あえて自分の意思で日本を出て、どこか他所の国で生きていこうと決心をなされた方に向けてこの文章を書いています。

そして、今回この場では、私の経験を踏まえて、ニュージーランドであなたがすぐに出来ることについて書きたいと思います。そして、十分に高い確率で、ニュージーランド以外の国々でもこの技は有効です。


具体的に自信を持って接する術とは?


幾つかすぐに思いつきます。

それは、
  • 初対面で自分から進んで積極的に自己紹介する
  • その際、絶対に目を反らせたり、泳がせたりしない
  • ゆっくり喋る
  • 必ず自分から手を出し握手する。その際強すぎず、弱すぎず
  • ハグ(抱擁)を恐れずに、恥ずかしがらずに。そしてまた、強すぎず弱すぎず
それでは一つずつ診て行きましょう。

  • 初対面で自分から進んで積極的に自己紹介する
ニュージーランドでパーティーやらなんやらで、不特定多数の人が集まる場は多くあるでしょう。その際、進んで人に自己紹介して話しかけて行きましょう。

例えば、そこにいる人の中で誰かが友達の友達だったり、友達の家族だということがわかっている場合は、必ず自分から自己紹介しましょう。さもないと、無礼な奴だという印象持たれてしまう可能性があります。

こう言っても、大抵そういう場合はこっちのパーティーを主催する側の義務みたいな文化の一部で、そのあなたの友達が、あなたのことを「これは誰それさん」と紹介してくれるはずですが、そういう場は、誰もが誰かと話すのに忙しいので、100%期待は出来ません。

決して、「壁の花」=ウォールフラワー、パーティーとかで誰とも話さず壁に沿って突っ立ている人のこと、にならないように気をつけましょう。

あと、これも肝に命じておいてください。日本人の方は自己紹介で自分の名前を言う時に、姓名、下の名前と上の名前を息継ぎせずに矢継ぎ早に一語で言う人が多々いらっしゃいますが、これは理解されていません

必ず、ゆっくりと、下の名前だけでいいですから、言うように心がけましょう。

  • その際、絶対に目を反らせたり、泳がせたりしない
もうこれは国、文化の違いを超えて、人間社会共通だと思いますが、第一印象が全てです。そして、自己紹介の時に目をそらしたり、泳がせたりすると、自信がないと思われてしまいます。意識してしないように努力しましょう。

  • ゆっくり喋る
人間誰しも初対面の人と話すときは緊張するものです。これも万国共通のことだと思います。ただ、ここが勝負の分かれ目です。

ですので、もう誰もが緊張するのはわかっているし、それはあなたも例外ではない。だったらそれをコントロールするように努める。来るのがわかっていて止めようとしない、止められないって言うのが一番最悪ですよね、何事においても。

自分でゆっくりすぎると思うくらいで喋ってみましょう。特に名前を言うときは

  • 必ず自分から手を出し握手する。その際強すぎず、弱すぎず
会話の最初と最後に必ず手を出す癖を身につけましょう。男性同士は特に。男性が女性相手の時は、相手が手を出して来るのを待ちましょう。場合によって、女性が手を出してこない場合は、握手なしでもOKです。それはそれで、セクハラとかまた別の問題が絡んできますので、ここはちょっと慎重に。

また、握手の際は、身を少しのり出すようにして、強すぎず弱すぎず握る。強すぎてもダメだし弱いと、その人のことを嫌いだと思わせるかもしれません。例えて言うなら、相手の握り方と同等くらいが良いのではないでしょうか。

また、先にも書きましたが、必ずアイ・コンタクトを忘れずに。

  • ハグ(抱擁)を恐れずに、恥ずかしがらずに。そしてまた、強すぎず弱すぎず
これは一番難しいかもしれません、何せ日本人同士ハグしませんから。でも、そうも言ってられません。皆普通にハグします。ですので、慣れるしかありません。

ポイントは、慣れて来ると、ハグする間というか瞬間、お互いの空気みたいなのが生まれるというか存在、がわかるようになります。それは例えば、出会いの初めでも終わりでも、向こうがハグする瞬間は、足を一歩前に出すか身を乗り出して来るので、その流れに逆らわずに、こちらも自然に身を出し、ハグをしましょう。

また、握手と同様、強すぎず弱すぎずに。

まとめ


まあ長々と書いてきましたが、要約すると以下のことに尽きるのではないでしょうか。
  • 強すぎず弱すぎず
  • 自然にできるようになるまで失敗を重ねて練習
  • 胸を張って、堂々とする
これとは逆に、そして同時に、傲慢チキに見られないように、過剰に強情にならないようにもお気をつけください。それはそれでマイナス印象を与えてしまいます。

どうですか?

お金もかからないし、英語できなくてもこれらは学べます。

こっちで、堂々と生きていきたいのなら、早めにマスターしておいて決して損の無いものです。

ぜひ参考にして見てください。

それではまた次回。



2017年1月29日

海外移住の心得と裏技 その1 国歌斉唱

まずはこのビデオをご覧になって鳥肌立ててください。



この試合は、今でも簡単にその時の興奮を思い出させる、大切な試合、2015年、ニュージーランドで開催されたラグビーW杯、準々決勝準々決勝、対フランス戦。

このもう一つ前の2011年のワールドカップでオールブラックスはフランスに敗れ、優勝への道を閉ざされました。

因縁の、大切なリベンジのかかった試合だったのです。

何はともあれ、ラグビーの話はさておき本題はここから。

国家を覚える



昨今日本を離れ、海外に移住をしようとお考えの方は多いです。
私の周りにも、ちらほらそういうことを言う人がいます。
様々な事情、理由があるでしょう。
でも、今回はなぜ移住するのかと言うことが本題ではありません。

移住後に経験する様々なこと、良いこともあれば楽しくないこと、嬉しくないことももちろんあります。
住めば都とは言いますが、世界的に見れば平和な国ニュージーランドも完全無垢な天国ではありません。

そう言うリスクを踏まえ、海外での第一歩を踏み出し、新たな人生を歩んでいく。

素晴らしいことです。

さて、もしどなたかそんな状況にまさに今、直面されているとしたら、私の個人的な経験から、一つ秘密をお分けしたいと思います。

それは、その国の国家をなるべく早く覚えると言うこと。

例えばニュージーランドの場合


皆さんも、おぼろげながらに、南太平洋の片隅に浮かぶ小さな島国もニュージーランドではラグビーが盛んだと言うことは聞いたことがあるでしょう。

実際、ニュージーランドではラグビーは単なるスポーツ以上です。

これは、悔しいかな、例えば日本で日本のサッカー代表が日本国民一人一人の心の中で意味するもの、占める重要度と割合とは比較にならないくらい強いものです。

もちろん、今ここでは私の熱烈な愛情と支持により大きく膨らまされている面はあります。ニュージーランド人といえども、ラグビーに興味がないか嫌いな友達も何人も知っています。

ここではあえてステレオタイプ的な多数派の意見をとってお話しさせていただいています。

で、このラグビーの国際試合の開始前には、上のビデのように必ず国歌斉唱、そしてハカが行われます。

もし、ニュージーランドに移り住まれたとしたら、こういったラグビーの国際試合がある週はもう周りのニュージーランド人の(特に男性の)話題は、もっぱらその週末に行われる試合について語ることが多くなるのを目撃するでしょう。

そして、こういった試合を観戦するには以下の3つがほとんどです。

  • 実際にスタジアムに行く
  • 近所のパブで大勢で観戦
  • もしくは友人宅に集まって一緒に観戦


ここからが核心


まあ、現実知らない街に移り住んですぐには友人はできないかもしれません。

でも、もしこういった場で、ニュージーランドの国家を、周りの人たちとともに、口ずさむ程度にでも歌えれば、必ず「おっ、なんでニュージーランドの国家知ってんだ?」と言うことになり、それまでは距離を感じてた周りのニュージーランド人たちも、心を今まで以上に開いてくれるでしょう。

そしてここからは公然の秘密なのですが、パケハ(西洋系ニュージーランド人)、特に南島に住んでる彼らはマオリ語バージョンが苦手です。

ニュージーランドの公用語は二つ、マオリ語と英語、」で国家も最初マオリ語で歌われ次に英語。これはビデオでも確認できますね。

さらに、ここで日本人で特だったことが一つ。それは、マオリ語は日本語みたいに子音プラス母音の言語構成になっているので、我々にとって覚えやすいと言うこと。

そこで、マオリ語の部分の国家をさりげなくでもしっかりと歌えたら点数上がります

私の経験からすると、よその国に移り住んでやがて自分の体内に起こり得る変化のうちの一つに、例えば国のプライドを代表するオールブラックスのような国を象徴するもの、に対して知らないうちに非常に密接な心的関係が築かれ、いつの間にか切っても切れない関係が自分の中で出来上がっていることがあります。

で、もしそれが私の様に、ニュージーランドに移り住んだ場合で、オールブラックスがその象徴だとするなら、その瞬間というか変化が自分に起こったのだという判断基準の一つが、国家を聞いてもしくはハカを見て鳥肌が立つかどうかだと思います。

もしそれを感じることがあれば、それは少しなりにも移り住んだその国の文化なり、習慣なりが自分の一部になったという証なのではないでしょうか?

そんなことをとりとめもなく、考えて見た次第であります。元々は、なぜかは知りませんが、ニュージーランド国家を口笛で吹いていた自分に気がついたところから始まりました。

見方を変えれば、多分これはラグビーの試合観戦不足の中毒症状の現れなのではないかという気もしますが。。。

それではまた次回。




2017年1月22日

ポテトチップスのサンドイッチ?



先日久しぶりにポテトチップスを食べました。なるべく食べない様にはしているんですが、たまに無性に食べたくなる時があります。みなさんもそういう時ありますよね?

やっぱり油と塩が多いんで、なるべく食べない様にしてはいますが、日本にいると誘惑が多い。ニュージーランドには無い日本の味付けのものが多いので、それらが誘惑してくるんですよね、コンビニ入ると。しかもコンビニがそこら中にあるのもまたこんな意志の弱い人間にとっては挑戦です。

ああ、でも良い点も一つあげさせてください。それは、サイズが小さいということ。ですので、自然と大量に食べるということはなくなります。

これが、ニュージーランドだと、一袋が大きいので、一度食べると量も多くなってしまう。

で、ふと、ニュージーランドでたまに見るこのポテトチップスの珍しい食べ方のことを思い出しました。



まずは、英語の勉強から

南太平洋のニュージーランド(とオーストラリア)の英語では、独特のアクセントと語彙と単語があります。

これらの国に行ったことのある人なら、滞在中に現地の人が何行ってるのかわからないなんていう経験がきっとあることでしょう。

やっぱり英語は世界で広く使われていますので、地域差が大きいです。

私からしたら、ウェールズ、スコットランドそしてアイルランドのアクセントの方がタフです。

で、ポテトチップスの呼び方も違います。

ニュージーランド(とオーストラリア)では、

ポテトチップス=クリスプ(これは英国人もこう呼ぶ)
チップス=フライドポテト

ちなみに以下の様には誰も言いません。
フレンチ・フライ=アメリカ人
フライド・ポテト=日本人

言って通じはしますが、日常では使われていません。

なんとサンドイッチの間に

ポテトチップスを挟んでそれをランチとして食べる人がいるんです。
他のバリエーションとして、

  • フライドポテト=持ち帰りのお店で買うと、何せ量が多いので、例えば夜にこれ買って食べきれなかったのを、次の日にパンに挟んでランチで食べる
  • インスタントヌードル=袋入りのチキンラーメンみたいなのを、お椀にお湯入れてふやかして、お湯は捨ててスープの粉入れて、焼きそばみたいにして食べる人も多い。ちなみにこちらでは2 minute noodleと呼ばれている
上記のものを挟んで食べるツワモノもいます。
まあ、典型的な、若い、独身男性に多いですかね、この手の食べ方するのは。

私はといえば、未だ嘗てこれはやったことありません。

やっぱり抵抗があります。。。




そういえばかつて日本にいた時にも

翻って、10年以上前に、ニセコで一冬過ごした時に、似た様な経験をしたことがあります。

まだその場について間もない頃に、同僚のオーストラリア人と焼き鳥屋さんに晩御飯を食べに行きました。

彼は、その時ニセコはもう数シーズン目。近所界隈を知っていて、知り合いも多く、彼のオススメと先導でその焼き鳥屋さんへ。

そしたらその彼、ビールを頼んだ後に早速、『じゃあ俺このポークの』って言いました。

焼き鳥屋でポーク?

で、知ったかぶって、『焼き鳥屋でポークは無いだろう。鳥の間違えでしょ?』と言ったら、

『いや、ポークだよ。美味しいんだよ』と言います。

『は?』って感じでいたら、なんと本当にメニューに有るではないですか!

その時まで知らなかったのは、北海道、室蘭とかでは普通に焼き鳥屋で豚肉も置いて有るということ。知ってました?今でも信じられないんですけど、俺だけだったんですかね、知らなかったのは。

そんなわけで、所変われば文化も習慣も変わる。ニュージーランドのこんな一面を紹介してみました。

それではまた。

2017年1月21日

ニュージーランドの魅力 その2 社交性

これは決してニュージーランド礼讃、日本批判の為の記事ではありません。


今、日本に来て2ヶ月ちょっとが経ちます。
仕事の為に、のべ11週間を一つの職場で過ごす短期契約で来ています。
会社の寮に住み、他の方々と同じ屋根の下で暮らしながらの生活。

そんな中でふと『なんなんだろう、これ?』っていう思いが心の片隅にあることにいつしか気づきました。
しばらくは、それがなんなのか自分でも判りませんでした。

が、最近、ようやく言葉になりました。

それは、『自分が他人との会話をしばらく心ゆくまで楽しんでいない』ってこと。もしくは、『刺激のある会話を最近あまりしていない』ということ。

ちなみに会話をする相手ををどれだけ長く知っているかということは重要ではありません。

それがどこから来るのかということを考えた時、ニュージーランドでは常に誰かしらとワイワイガヤガヤしゃべっていたのが、日本に来てから『シーン』とした雰囲気の中で生活してるからということに気づきました。

もちろん、仕事上の周りの方々と楽しくやっています。

ただ、なんというか、あまり新しい人々との出会いというものがありません。で、本来ならそこから生まれる新たな発見、刺激みたいなものが欠乏している。

人とは面と向かって接触しているのですが、そこから『関係』が産まれない。
コミュニケーションの断絶みたいなのが透けて見えて来るんです。

それは例えば、話す時に目を合わせない。
もちろん、日本では目上の人に対して失礼であるとか、それが礼儀だからとかという考え方があるのかもしれません。
が、そうではなく、もっと根本的に、相手を拒絶しているのか、恐れているのか、自信がないのか、興味なくどうでもいいのか、ただ恥ずかしいだけなのか。それがなんなのか私にははっきりとは判りませんが、私には、一人と一人が出会って、1体1の、社会を構成する最小単位の部分で、しょっぱなから拒否、否定されている、もしくは生産的、建設的なエネルギーが生じない。


翻って、ニュージーランドですと、今まで全く会ったことのない人とでも、気軽に会話が始められ、様々な事に関して深く会話するのも珍しいことではありません。

例えば、それこそたまたま席が隣だったり、ふとしたことから会話が膨らみ、弾んで、新しい人間関係が生まれることがあります。

日本では皆礼儀正しく、規律と秩序があり、控えめで、他人のスペースを尊重し、それはそれで素晴らしいことです。

が、その反面、打ち解けやすさ、親しみやすさ、他人への包容力、寛容さみたいなものはニュージーランドではそこら中にある。

決してどちらが正しくてどちらが間違っているということを言いたいのではありません。

人には向き不向き、好き嫌い、得手不得手、性に合う合わないがあります。

今回この分野に限っては、私には、ワイワイガヤガヤ、知らない人とでもすぐに打ち解けてしまうような環境があっているし、誰とでもすぐ友達になれちゃう、それが若かろうが、じーちゃんばーちゃん、その辺のガキ関係無く仲良くなれてしまう、そんなニュージーランドが好きなんだなと再確認したまでの話ということです。


ですので、もし、ニュージーランドで誰かの家にディナーに呼ばれ、その場で皆がワインなどを飲みつつ、食事をしながら、永遠と話をしているという場面に出くわしても驚かないでください。

皆よく喋ります、私を含めて。

それではまた次回。

2017年1月19日

誰でも参加できるクイーンズタウンを廻るツアー

Free Walking Tours Queenstown


クイーンズタウンはニュージーランド1の観光地です。
でも最近まで、この町を深く掘り下げて、街中を案内してくれるツアーというものは存在しませんでした。


この友人夫婦、マークとミリアム、以前一年かけて南米を二人で回って旅していました。
その間、数多くの場所で、この無料の街を案内するツアーに出くわしたそうです。
そこからヒントを経て、このクイーンズタウンに、自分たちの手で同じことを始めようと決心し、今に至ります。

ツアーを案内してくれるマークは、生粋のクイーンズタウンっ子。
今では珍しい本物のクイーンズタウン生まれで、心からこの街を愛しています。

ここでいくつかのリンクを紹介しておきます。

まずはこちらが彼らのウェブサイトへのリンク
クイーンズタウン中のアトラクションの中で43位に位置しています。頑張ってもっと上に行って欲しいですね。それにはみなさんの参加と高評価が必要です!


このツアーの特徴として、無料であることが挙げられます。が、2時間のツアーの後に、自分がこのツアーに値すると思うチップをあげることもできます。

またこのツアー内で彼が触れることは、
  • この辺のマオリの歴史について
  • 初期の開拓者たち
  • ゴールドラッシュと観光業の歴史について
  • この辺りの地質について
  • 近代の町の有名人たち
など、その他多岐に渡って、2時間街をぶらぶら歩きながら、人懐っこいマークが一生懸命話しをしてくれます。

また、このツアー内で、ニュージーランドのシンボルのクッキー、クッキータイムス食べたり、地元のバーに立ち寄って、地元のビールの試飲もちょこっとだけできます。

毎日、朝10時と午後2時に、湖前のアーチ下で集合、出発となります。天気がどうあれ、人が現れる限りツアーは催行されます。


わかりますかね?集合場所。

もう一つこちら、グーグルマップでも場所示しておきます。


この地図上ですと、ちょうどチャーチストリートと、マリーンパレードのぶつかるところにある、アーチの下が、集合場所です。

年中無休ですが、クリスマスの日だけは、マークはどうしても休みたいそうです。

なぜかって?だってニュージーランドのクリスマスは真夏、アオソラの夏の日差し浴びながら友達呼んでワイワイ飲みながら、バーベーキューするのが恒例だからです!

それでは、クイーンズタウンお越しの際は、英語の勉強も兼ねてぜひ参加してみてください!

それではまた次回。

2017年1月18日

ニュージーランドの魅力 その1 雲


ニュージーランドの魅力といったら、雲。
毎日、そして季節ごとに、違った表情を見せてくれます。
もし、ニュージーランドを訪れたことがあるなら、その時の写真を見返して見ましょう。
でも、今回は人の表情とかより、雲に焦点を当てて。
きっと今まで気づかなかった、様々な雲の表情がそこには潜んでいると思います。

以下の写真は、私のコレクションから選りすぐりの雲選集。


これら2枚、クイーンズタウンにて 

クイーンズタウン、コロネットピークスキー場にて

カンタベリー平原と雲、メスベンにて


クイーンズタウン、コロネットピークスキー場にて、リマーカブルズ山を一望

クイーンズタウンの朝焼け、リマーカブルズ山とワカティプ湖

コロマンデル半島にて

オークーランドの埠頭にて

カンタベリー、アフリリ川

フィヨルドランド国立公園、ダスキートラックにて

コロマンデル半島、ピナクル山頂上にて


ニュージーランドは、南太平洋の端っこに浮かぶ、人口450万人の小さな島国。

正直、パリ、ミラン、ロンドン、サンフランシスコ、ニューヨークみたいに買い物楽しめません。

特に南島では、人の少ない、牧草地隊の広がる雄大な景色が楽しめます。

『雲に注意払ってるなんて、なんて暇な』と思う方もいるでしょう。

でも、気をつけて下さい。一度ニュージーランドの空に魅了され、ヤラレてしまうと、知らないうちに、『でも人生ってやっぱり。。。』とか、『やっぱ日本は。。。』とかいってしまっているかもしれません。それぐらいの目に見えない?効力があります。

それでは、ぜひ、ニュージーランドで雲観察、しに来て下さい。雲の低さにびっくりしますよ。

それではまた次回。

2017年1月12日

貴方なら友人の結婚式の為に長期休んで外国まで行きますか?



ニュージーランドの文化の一部

ニュージーランドに住んでいて、日本と文化が違うという場面によく出くわします。

例えば、クリスマス。

以前にニュージーランドのクリスマスに関しての考察について書いた記事でも言ったのですが、日本に比べるとニュージーランドのクリスマスはイベントとして全く別次元の重みを持っています。

それは、
  • 世界中に散らばった家族がこの時期に一年に一度集まる
  • そしてこれには結構な強制力がある
  • それに併せて社会全体がホリデーに入り、仕事するのはご法度となる
  • この時期に(観光業やサービス業は除いて)働くという人はほぼまずいない
こんな感じに要約されると思います。

それとは別に

最近友人達の結婚式が続いております。なんだか結婚ラッシュといった感じです。
そして、この、『友人の結婚式に招待される』というのも結構な重みを持っています。

移民国家であるニュージーランド、そして元大英帝国の植民地で英語圏の国。
必然と他国籍間での結婚、というのも珍しくありません。

今度、ニュージーランド人の友人(男)がスコットランド人(女性)のガールフレンドとめでたく結婚することとなりました。

が、結婚式はスコットランドで。



まあ、結婚式は女性のためにやるもんだというのが私の認識ですので、今回女性の方の故郷で式を行うというのも理解できます。

でも、遠いなー

遠いとは言っても

ここからが本題で、これを遠いといって断ったら友人無くします。

適当な理由作って断ることもできますが、そうしたらおそらく死ぬまでブツブツ文句言われ続けます。

で、周りの反応はというと、言ってる友人が正しくて俺は悪者。もう見えてます、いじめられてる将来が、行かないなんてことにしたら。

実際、こっちの人が友人の結婚式で外国に休みを取って行くっていうことは多々あります。

オーストラリア(飛行機で3−4時間)でなんてことはしょっちゅう。

今回はたまたま地球の裏側でということ。

まああと、よくよく調べてみると、飛行機代も日本に行くのとあまり変わらないんですね。これはこれでどうかと思いますけどね。
日本までは約半日、一方イギリスまではニュージーランドから速くて丸一日。
で、値段が一緒ってのも納得いきませんが。

所変われば文化も変わる。まさしくその通りで、何が正しいのか普通なのかは、海を越えればガラッと変わります。

逆に言えば、今まさに我々の周りを囲んでる「何が正しくて正しくないのか」なんて基準も案外そこま頑丈なものではなく、砂の上に立ってるグラグラしてるもんなのかもしれないですね。

今回は友人の突然の招待に驚くと同時に狼狽てしまったことを発端にした考え事をまとめてみました。

実際、この結婚式に参加した際にはまたご報告を兼ねて記事で紹介したいと思います。

それではまた次回。

2017年1月9日

Milford Sound ミルフォード・サウンドの御紹介

ニュージーランドに観光で訪れた際の、定番中の定番、ミルフォードサウンドの紹介を今までしていなかった事に気づき、今ここにこうして記事にしている次第であります。

この国の南島を訪れるツアーの殆どがここをツアーの行程に含めていると言っても過言では無いであろうというくらい有名で、そして美しい場所。

下の写真の真ん中に写っている、三角の山、マイターピーク、標高1692m。マウントクックと並んでニュージーランドで最も多く頻繁にカメラに収められた山として知られています。

このミルフォードサウンドに関するマオリ族の神話に関しては、過去のこの記事に書いてありますので良かったら御一読を。

こんな所です。






ミルフォードサウンドへ行くには、通常3つの選択肢があります。
  1. バス、もしくは車を運転して行く
  2. ヘリコプターもしくは小型飛行機で飛んで行く
  3. ミルフォードトラックを歩く
1.バス、もしくは車を運転して行く

最も一般的なのはクイーンズタウンからの日帰りのツアーでしょうか。町にある多くのツアー会社から選べます。最も有名なのではReal Journeysという会社があります。この会社はミルフォードサウンドでクルーズの運行もしていて、バス、クルーズがパッケージになっています。

大抵この手のツアーは朝7時位にクイーンズタウンを出て、途中様々な見所でバスを留めて見物しながら午後1時位にミルフォードサウンドに到着し、一時間半程のクルーズをし、そして来た道をまた引き返し、午後7時位にクイーンズタウンに戻って来ます。ですので丸一日、12−13時間程かかる長いツアーとなります。

またレンタカーを借りて自分で運転して行くと言う手もあります。これもまた一日で行こうとすると長い一日となります。時間的余裕のある場合は、ミルフォードサウンドへ向かう時に最後に立ち寄る町テアナウ等に一泊するという事も可能です。

自分で車を運転して行く際に気を付けたい事は、
  • たっぷり時間の余裕を見る。地図上の距離ではそんなに時間かからないと思うかもしれませんが、一旦フィヨルドランド国立公園内に入りますと、道が山道となり非常に曲がりくねってます。また、多くのバスやバン、キャンパーバン等が道を塞いで、慣れないとそう簡単に追い越す事も難しいですし、余計に時間がかかります。また途中幾つも車を留めて降りて立ち寄りたい場所があります。
  • 午後一時くらいのクルーズを避ける。これは多くのクイーンズタウン発のツアーがこの時間帯にミルフォードに到着し、クルーズをする為、非常に込み合うからです。可能なら、お勧めは朝一か午後最後のクルーズが比較的空いていて静かにクルーズを楽しむ事が出来ます。
2.ヘリコプターもしくは小型飛行機で飛んで行く

これは非常に時間節約になりますし、また空から景色が楽しめるとあって、お勧めです。
が、しかし、
  • 勿論料金は高くなります。一般的な料金はセスナで一人$200−$300と言った所ではないでしょうか。ヘリコプターは一般的にセスナよりも料金がかさみます。
  • 天候に左右される。勿論天気の良い日にしかこれらの物は飛びませんので、たまたま行こうとした日に天気が悪い場合は、このオプションは消滅となります。クイーンズタウンとミルフォードサウンド両方の天気がよくなければならず、どちらか一方だけ良くても運行しませんので、もしこういう状況に陥った際は、片方だけの天気を見て早合点しない事。
  • また別のオプションとして、行きはバスで行って、帰りをミルフォードからクイーンズタウンまで飛ぶという事も天候次第で可能です。
3.ミルフォードトラックを歩く

これは『世界一美しい散歩道』として世界的に有名な、ニュージーランドを代表するトランピング(トレッキング)のコースで、テアナウの町を出て、3泊4日、全長54キロを歩き、終点のサンドフライポイントに出るとそこがミルフォードサウンド内になります。

過去にミルフォードトラックを紹介する記事を簡単に書いていますので良かったらご参照を。

次にミルフォードサウンドに関して幾つか述べてみたいと思います。

ミルフォード・サウンドとは?
  • フィヨルドランド国立公園内にある14のフィヨルドの内の、最も北端に位置し、最も美しいと言われる
  • その14のフィヨルドの内、唯一道路で繋がっており、車で訪れる事が出来る
  • ミルフォードはウェールズにあるMilford Haven ミルフォード・ヘイヴンに因んで名付けられた。これは1912年にこの地を訪れた西洋人の捕鯨士のジョン・グロノー船長が自分の故郷に因んでつけた
  • サウンドとは『湾』の事で、本来は『フィヨルド』と名付けられるべきであった。これはウェールズ出身のグロノーさん、氷河の無い英国出身で、湾とフィヨルドの違いを知らなかった為この様に名付けられ、それが今でも使われている
ミルフォードサウンドに関する幾つかの事実
  • これは海の一部です。湖ではありません!
  • ミルフォードサウンドには毎年、年間50万人以上が訪れる。2012年4月から2013年の3月の間に、260万人のニュージーランド全体への来訪者数があり、その内のおよそ20%がミルフォードサウンドを訪れているという事になる
  • 過去の幾つかの氷河期に氷河の重みに寄って削られて出来た大きな窪地に、地球全体の気温の変化による海水面の上昇に伴い海水がその窪地を埋めて出来たのがフィヨルド。特徴としてとても深く、最も深い所で400mを超える
  • ニュージーランドでも最も雨の多い所の一つとして知られ、年間降水量は6000ミリから9000ミリと言われる
  • 幾つかの海洋野生動物が見れるかもしれない。アザラシは、このフィヨルド内に小さな群生地があるので、一年を通してみる事が出来ます。運が良ければイルカがフィヨルド内を泳いでいるかも。また、ペンギンも冬の間大体5月から10月の間、群生地がある為、南極方面からやって来てここで冬を過ごすために見れる事が多い。
ちょっと変わったミルフォードサウンドの楽しみ方
  • ほぼ大抵の方が船に乗ってフィヨルドでのクルーズを楽しまれますが、シーカヤックによるツアーというのもあり、時間と少々の体力のある方にはこちらがお勧め。やはり船に乗っているのに比べれば、海水面にとても近く、体と肌でフィヨルドの美しさを感じられるので、個人的にはこちらの方が思い出に残ると思います。
  • Underwater Observatory これは海中博物館みたいな物で、ミルフォードサウンド内にあります。クルーズの中にはこちらに立ち寄る物もあります。何が凄いって、このフィヨルドは海の一部、そしてこの地域は非常に雨が多い。すると海水面には海水と淡水(雨)のふたつの層が出来ます。非常の違いにより、比重の重い海水が下、比重の軽い雨・淡水が上の層になり、雨の多い時この淡水の層が海中で太陽の光を遮り、普段ならとても深い所でしか見れない海洋生物が、ミルフォードサウンドでは比較的浅い所で見れる。この建物自体が海中の中に沈んでおり、ガラス張りの展望台?みたいな感じで海中の生物が見学出来る。
  • 船に一泊してのクルーズ。これはオーバーナイト・クルーズとして知られています。Real Journeysという会社が、寝室を完備した船を2隻保有し、ツアーを運行しています。このクルーズでは夕方に出発し、朝9時くらいに戻って来る。日暮れまでフィヨルド内でカヤックをして楽しんだり、ガイドにより細かい説明等が聞けます。そして夕食、就寝。また日中のクルーズでは行けない外洋のタスマン海まで足を伸ばします。勿論これは天候、海の状況により変わりますが。
その他幾つかの注意事項
  • サンドフライ(ブヨ)が多い。肌の露出を極力避け、刺されるのが嫌なら虫除けの薬を塗る
  • 車を運転して行く場合は、必ず最後の町、テアナウでガソリンを補給してから行った方が無難
  • 上にも書きましたが、混んでいるのが嫌なら、真夏の午後12時から3時は避ける
  • 冬に訪れる際は、ここに行くまでに幾つもの雪崩による危険のある場所を通って行く為、たまに雪崩で道路が封鎖されてしまう事があります。事前の情報収集をおk足らずに
  • また、冬に自分で車を運転して行く場合は必ずチェーンを携行する事。チェーンは冬の間なら大抵のレンタカー会社やガソリンスタンドで借りれます。
  • これもまた上に書きましたが、とにかく雨が多い。一年で平均200日雨が降ると言われてます。ただし雨でもがっかりしない事。何故なら、雨の多い時は滝の水量も増して迫力満点だからです。
どうでしょうか、この場所の魅力が少しでも伝われば幸いです。ニュージーランドの南島にお越しの際は、ここは絶対に外せません!

それではまた次回。

2017年1月8日

ニュージーランドは住みやすい国か?

コロネットピークスキー場の朝焼け

『ニュージーランドに住んでいる』というと、必ず聞かれるこの質問。
この質問に対する答えを今回ここで考えてみたいと思います。

日本国外に長く住んでおられる方はこの質問をよくされるのではないでしょうか?
決して私だけではないはず。

住みやすさの基準

まず、答えは『はい』です。

ただ、『住みやすい』と一言で言っても、人それぞれ様々な基準があると思います。
ですので、今回この場では、私の独断と偏見で、私の思う『住みやすさ』を列挙して、少し解説を加えてみたいと思います。

また、先日投稿したこちらのニュージーランドに惹きつけられる理由にも通じるものがありますので、よければ合わせてお楽しみください。

他に誰もいない山でのキャンプの日の出前

詳しくみてみると

その以前の投稿で、ニュージーランドの魅力という意味で以下のものを列挙しました。


  • 親しみやすい人々
  • 仕事と生活のバランスが取りやすい
  • それに伴って趣味に費やす時間が多くとれる
  • 様々なことが自分の手でできる環境
  • 夏と冬の季節の違い
  • 給料面等の待遇の良さ(オーストラリアには負けるけど)
  • 仕事等の新たな機会の得やすさ
  • ワインとコーヒー
  • 国立公園
  • アウトドア・アクティビティ

これらを大きくまとめてみると、
  • ゆったりとした時間の中で、仕事と生活のバランスが取りやすく、好きなことに真剣に時間を費やせる環境がある
  • 先進国の中でも移民の継続的な流入などによる経済の好調が持続された環境での、待遇面、機会面での好条件を見つけられる可能性の高さ
  • はっきりとした夏と冬の季節の違いがあり、多くの公立公園など多大なスペースの中で、アウトドアで遊べる環境がある
  • のんびりとした、優しく気さくな人々そして多くの友人達
  • ワインとコーヒー!(どこでも飲めるだろうがと思うでしょうが、ちょっと違うんです)
ということになります。

以上のものがまとまって、私にとっての『住みやすさ』となっています。
ざっくりいうと、人、金、時間、仕事そして趣味ってなところでしょうか。

国のシンボル、飛べない鳥キウイの足跡

住めば都?

自分が生まれ育ったところが一番住みやすいという方もおられるでしょう。
それもごもっともだと思いますし、半ば同意します。

なぜなら、私も、大人になってからの半分以上はニュージーランドで時間を過ごしています。そして周りの友人の多くは実際にそこで生まれ育っています。で、そういう人たちとツルんでいると、地元の古い関係にも交わることが多くなります。そんなこんなで、もうほとんど生まれ育った様な気分にもなっています。

その様な観点から見ても、私にとってニュージーランドは住みやすい国です。友人もほとんどがこっちにいますし。

私は東京出身で、日本の他の場所を、生活の場所という意味であまり知りません。

日本でもこの様な、私にとってのニュージーランドの様な環境の整った、住みやすい場所はあるのでしょう。ただしそれがどこなのかを見つける縁が今回の人生では無かったという一言に尽きます。

住めば都なんて言葉がありますが、私はまさにその通りだと思います。

たまたま、クイーンズタウンという、エネルギーと刺激に溢れ、その上絵葉書の様に美しい場所に巡り会うという幸運がありました。

が、それも一か八かで日本を飛び出したからこそ、こういう幸運位巡り会えたのではないかと思っています。

自分への教訓
常にチャレンジをし続けることを忘れるな

それではまた次回



2017年1月7日

貴方と私がニュージーランドに惹きつけられる理由 その1

早朝のクイーンズタウンのリマーカブルズ山

なぜニュージーランド?

最近仕事の関係で日本で少し時間を過ごしています。

実に多くの方が、ニュージーランドに行った事あるか、興味があるとのことで、正直最初は驚きを隠せませんでした。

これは個人的な感想ですが、ニュージーランドは独立した国で、オーストラリアの一部では無いという事実が、日本の人々の間で以前より認識が深まったような気がします。

また、『なぜニュージーランドに住んでいるのか?』ともこれも非常に多くの方から聞かれます。

そんなこんなで最近『なぜニュージーランド?』と自分に問う機会がありましたので、ここでその詳細を記してみたいと思います。

そもそもニュージーランドの魅力とは?

日本とニュージーランド、決して近くは無い距離に位置しています。
また、世界中に数多とある旅行の目的地の中では、決して安くは無い場所です。
飛行機も安くはなく、同じ金額払うならもっと遠い所も行けてしまいます。

コロネットピークスキー場のブレックファスト・バーガー
それでも一定の人々を引きつけてやまない魅力があるのは事実だと思います。

調べてみますと、2017年1月現在で、過去1年間でニュージーランドを訪れた日本人の数は約10万人。


ここには二つの視点があると思います。
一つ目は旅行者として
二つ目は生活者として

旅行者として

この視点からの魅力として私が考えられるのは、
  • 風景
  • 広大なスペース
  • 綺麗な空気
  • ゆったりとした時間の流れ
  • おおらかな雰囲気
  • 食べ物、飲み物
  • アクティビティ
  • 安全
などが挙げられるのではないでしょうか。結構これって、幅広い年齢層に通じる魅力で、強みといえば強みですよね。

生活者として

私は長らくこの国で生活していて、もちろん上記の魅力というのは非常に実感しています。ただ一箇所に長く留まると、これはどこでも誰でも同じでしょうが、だんだんとそれが当たり前になってきて、また他の現実的な側面が生活の前面にやってきて、忘れがちになってしまうことでもあると思います。空気のようなもので、ありがたみを忘れるとでもいいましょうか。

長く住んでいると上記以外の魅力も実感し始めます。

それは例えば、(あくまで私個人の意見として)
  • 親しみやすい人々
  • 仕事と生活のバランスが取りやすい
  • それに伴って趣味に費やす時間が多くとれる
  • 様々なことが自分の手でできる環境
  • 夏と冬の季節の違い
  • 給料面等の待遇の良さ(オーストラリアには負けるけど)
  • 仕事等の新たな機会の得やすさ
  • ワイン
  • 国立公園
  • アウトドア・アクティビティ
こんな所でしょうか。あまり奇抜な理由というものはありません。ごく普通。

ニュージーランドでは珍しく無い虹。よく出て来ます。

とにもかくにも始まりは

そもそも私とニュージーランドをつなげるきっかけとなったものは、

でした。

どういうわけか、10代後半20代前半、ニュージーランド人と知り合うことが重なりました。

彼等のほとんどは英語を教えに日本にやって来ていました。当時は、日本で英語教えるのは今よりも良い待遇を受けれたみたいです。

そして、ニュージーランドの南島の自然について事あるごとに聞かされ、ついには訪れることに。

やがては本当に気にいり、運も重なり永住することに。

正直、初めの頃は軽い気持ちというか、どうしてもニュージーランドじゃなきゃダメというわけではありませんでした。『どうしてもここでなければダメ』という気持ちがあったとは言い難いです。

それが時が経つにつれ、だんだんと愛着が増し、自分の一部として成長し、やがては成人してからの半分以上の時間をこの国で過ごすまでになりました。

英語の表現で、It (will) grow(s) on (me) or (you) というものがあります。
なんというか最初のうちは特段気にも留めていなかったものが、やがて心の中に根を張り愛着が増すとでもいいましょうか。

まさにそんな感じです。

というわけで、各人がニュージーランドに惹きつけられる理由は様々でしょう。が、気を付けてください、一度訪れたら、知らないうちにあなたの心のどこかに巣を作って、やがてニュージーランドのことを考えるのがやめられないなんてことになっているかもしれません。

また、ニュージーランドは住みやすい国か?ということについても少し考えて見たので、よろしければ合わせてお読みください。

それではまた次回。