2017年1月29日

海外移住の心得と裏技 その1 国歌斉唱

まずはこのビデオをご覧になって鳥肌立ててください。



この試合は、今でも簡単にその時の興奮を思い出させる、大切な試合、2015年、ニュージーランドで開催されたラグビーW杯、準々決勝準々決勝、対フランス戦。

このもう一つ前の2011年のワールドカップでオールブラックスはフランスに敗れ、優勝への道を閉ざされました。

因縁の、大切なリベンジのかかった試合だったのです。

何はともあれ、ラグビーの話はさておき本題はここから。

国家を覚える



昨今日本を離れ、海外に移住をしようとお考えの方は多いです。
私の周りにも、ちらほらそういうことを言う人がいます。
様々な事情、理由があるでしょう。
でも、今回はなぜ移住するのかと言うことが本題ではありません。

移住後に経験する様々なこと、良いこともあれば楽しくないこと、嬉しくないことももちろんあります。
住めば都とは言いますが、世界的に見れば平和な国ニュージーランドも完全無垢な天国ではありません。

そう言うリスクを踏まえ、海外での第一歩を踏み出し、新たな人生を歩んでいく。

素晴らしいことです。

さて、もしどなたかそんな状況にまさに今、直面されているとしたら、私の個人的な経験から、一つ秘密をお分けしたいと思います。

それは、その国の国家をなるべく早く覚えると言うこと。

例えばニュージーランドの場合


皆さんも、おぼろげながらに、南太平洋の片隅に浮かぶ小さな島国もニュージーランドではラグビーが盛んだと言うことは聞いたことがあるでしょう。

実際、ニュージーランドではラグビーは単なるスポーツ以上です。

これは、悔しいかな、例えば日本で日本のサッカー代表が日本国民一人一人の心の中で意味するもの、占める重要度と割合とは比較にならないくらい強いものです。

もちろん、今ここでは私の熱烈な愛情と支持により大きく膨らまされている面はあります。ニュージーランド人といえども、ラグビーに興味がないか嫌いな友達も何人も知っています。

ここではあえてステレオタイプ的な多数派の意見をとってお話しさせていただいています。

で、このラグビーの国際試合の開始前には、上のビデのように必ず国歌斉唱、そしてハカが行われます。

もし、ニュージーランドに移り住まれたとしたら、こういったラグビーの国際試合がある週はもう周りのニュージーランド人の(特に男性の)話題は、もっぱらその週末に行われる試合について語ることが多くなるのを目撃するでしょう。

そして、こういった試合を観戦するには以下の3つがほとんどです。

  • 実際にスタジアムに行く
  • 近所のパブで大勢で観戦
  • もしくは友人宅に集まって一緒に観戦


ここからが核心


まあ、現実知らない街に移り住んですぐには友人はできないかもしれません。

でも、もしこういった場で、ニュージーランドの国家を、周りの人たちとともに、口ずさむ程度にでも歌えれば、必ず「おっ、なんでニュージーランドの国家知ってんだ?」と言うことになり、それまでは距離を感じてた周りのニュージーランド人たちも、心を今まで以上に開いてくれるでしょう。

そしてここからは公然の秘密なのですが、パケハ(西洋系ニュージーランド人)、特に南島に住んでる彼らはマオリ語バージョンが苦手です。

ニュージーランドの公用語は二つ、マオリ語と英語、」で国家も最初マオリ語で歌われ次に英語。これはビデオでも確認できますね。

さらに、ここで日本人で特だったことが一つ。それは、マオリ語は日本語みたいに子音プラス母音の言語構成になっているので、我々にとって覚えやすいと言うこと。

そこで、マオリ語の部分の国家をさりげなくでもしっかりと歌えたら点数上がります

私の経験からすると、よその国に移り住んでやがて自分の体内に起こり得る変化のうちの一つに、例えば国のプライドを代表するオールブラックスのような国を象徴するもの、に対して知らないうちに非常に密接な心的関係が築かれ、いつの間にか切っても切れない関係が自分の中で出来上がっていることがあります。

で、もしそれが私の様に、ニュージーランドに移り住んだ場合で、オールブラックスがその象徴だとするなら、その瞬間というか変化が自分に起こったのだという判断基準の一つが、国家を聞いてもしくはハカを見て鳥肌が立つかどうかだと思います。

もしそれを感じることがあれば、それは少しなりにも移り住んだその国の文化なり、習慣なりが自分の一部になったという証なのではないでしょうか?

そんなことをとりとめもなく、考えて見た次第であります。元々は、なぜかは知りませんが、ニュージーランド国家を口笛で吹いていた自分に気がついたところから始まりました。

見方を変えれば、多分これはラグビーの試合観戦不足の中毒症状の現れなのではないかという気もしますが。。。

それではまた次回。




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