2013年12月22日

ヒラリートレイル その1 ワイタケレ 西オークランド そしてタネ・マフタ

先ず始めに。なんだかんだこの投稿記事長くなったんで2部に分けます。

これはもう一夏前の話になるんですが、3月後半にニールヤングのコンサートをオークランドのヴェクターアリーナに見に行くついでに、少し多めに休みを取り、ついでにピハに数日滞在し、バッチというこっちで言う別荘を借りて、この近辺の森を探索してきました。

Bach(バッチと発音)とは、ニュージーランド英語で、週末用もしくはホリデー時に使う、非常に簡素な出来の別荘もしくは第2の家で、多くの場合ビーチ近くにあります。普段はそんなに利用しませんので、電気が通ってるだけで、水は雨水をタンクに貯めた物を使い、トイレはボットン便所な場合も多い。

一応英語の辞書へのリンク。

もう一つ付け加えると、ややこしい事にこのバッチは北島で使われる言葉で、南島ではcrib (クリブ)と呼ばれる。ニュージーランドは小さい国ですが、このように北と南ではたまに使う単語が違います。

ピハはオークランド近郊では一番有名なビーチで(多分)、車で市街からは1時間位、ワイタケレレンジにあります。


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以下がもう少し詳しいオークランド市提供の地図へのリンク。

Auckland City Council Map

ニュージーランド中のホリデーハウスを見つけるには以下のウェブサイトを利用しました。

holidayhouses.co.nz
bookabach.co.nz

この辺りはなだらかな丘、低い山が連なり、カウリと呼ばれるニュージーランドで一番大きい木々が自生する原生林がまだ多く残っている所です。このカウリの木々も西洋人が19世紀初頭に入植して来てから長い間材木として伐採され、かつては北島の北端からコロマンデル半島まで自生していたのですが今では所々に残るのみ。現在ではこのカウリの木を伐採する事は禁じられています。

しかもここ数年、何らかのウイルスがこれらカウリの木々を病で侵しているのが調査の結果判明しました。おそらくはここを訪れるハイカーの靴に何らか外来の、今まで国内では存在しなかった病原菌が持ち込まれ、現在はここワイタケレでも森の中でのある場所は立ち入り禁止、そして登山口に用意されている特別な薬剤のスプレーをハイカーが自分で靴底にまいてこの木の病気広がりを抑えようとしています。

ちなみにニュージーランドで一番大きい木はこのカウリの木で、タネ・マフタ(マオリ語で森の王様という意味)という名前がついていて、この木は北島最北端のノースランド地方にあり、見に行く事が出来ます。

ちなみにタネ・マフタを見るには、この地図の、ワイポウア・フォレストに行きます。





これがタネ・マフタ


木下に立つ二人と比べると大きさが分かるでしょう

前述の通り前置きが長くなってしまいました。今回はここまでで次回ヒラリートレイルについて書きたいと思います。

こちらがその2へのリンク。

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