2013年12月29日

アウトドアギア紹介 その3 ビヴィー(ビビー)・バッグ Bivy Bag

ここニュージーランドではビヴィー(ビビー)・バッグ、アメリカでは多分ビヴィー・サックもしくはビヴィー・テントと呼ばれてます。Bivy (ビヴィー)とは、Bivouac ビバークの事、略称、短縮語ですね。

日本でシュラフカバーというのは見た事がありますが、これは単純に寝袋を外から濡れない様にするカバーで、一方ビヴィーバッグは顔の辺りもすっぽりと覆える様になっています。

ビヴィーバッグに馴染みの無い方、こちらがその製品の一例。私の使ったのはどうやら日本では売ってないみたい。





で、今回友人から借りたのは、アウトドアリサーチ社の、ハイランド・ビヴィー。



こちらがこの製品の詳細へのリンク(英語)

第一の特徴としては、非常に軽量。674グラム。大きさとしてはシュラフカバーと同じような大きさ。(当たり前か)。私が長年使っている二人用テント、マーモットのクレセントは多分2、5キロ位ですので、どれだけ軽いかがお分かり頂けると思います。

そして今回年末前の、雨の続く日が多い中、天気の合間を縫っていざ出陣。前述のグレイシャー・バーンに行ってきました。

グレイシャー・バーンに関する投稿

使ってみての感想としては、

1、思ったより中の空間が広かった。こんな感じ。

こんだけの空間があれば通気性が保たれ、寝袋が結露や汗等から濡れるのを少し妨げてくれるのでは。寝袋の中で寝返りをうっても本体に触れるという事はあまり気がつかない程度に広かった。

2、やはり小さいので、寝転がれるのに充分な場所さえあれば充分なので、設営場所を選ぶ際に楽。特に何日かかけて岩山登ってる際ですとか、自転車で何日も旅してる場合等最大に効果を発揮すると思います。

ただし幾つかの課題、疑問点としては、

1、ご覧の様に自分が中に入るくらいのスペースしかありませんので、雨の場合自分のギア、バックパック等を中に入れる事が出来ず、テントの様に濡れるのを防ぐ事が出来ないと言うのが真っ先に思い浮かぶ事です。特にニュージーランドのこの辺りは雨が多い事で知られています。ですので、この辺の気候の特性を考慮に入れると、晴れが続くのが分かってる場合のみ使用が勧められます。

2、サンドフライ等から逃れる場合、中に入ってねっころがるしかオプションが無い。これは虫等から逃れていたい場合、やはりずっと寝転んでるというのは体がきついという事。

という訳で、今回初めてビヴィーバッグを使ってみて、感想等を記してみました。誰かのお役に立てば幸いです。

それではまた次回。

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