2011年4月9日

オークランドにて多国籍社会を考える

オークランドの朝、空港で。朝一番の空港。何とも気持ちがいいですね。まだ一日の始まり、全てが新鮮でイキイキとした感じ。周りを歩く旅行者もこれから始まる旅、フライトに心をワクワクさせてるのが表情からも解ります。

それにしても本当に皆多種多様ですな。もうそれこそ、そんなん手荷物で持ってくのかよみたいな、日本の基準で行ったら行き過ぎみたいなのも、当たり前の様に目の前を通り過ぎて行きます。

そう、日本を一歩飛び出れば、それこそなんでもあり、出来るか出来ないかではなく実際にやるかやらないか自分次第、もしくはやったもん言ったもん勝ち、あとは徹底的に自分の主張を通す引かない、そんなもんです。どれもこれも一つ一つが日本の文化と逆の物であるから難しいんですが。

オークランドに今回しばらく滞在した訳ですが、幾つか眼についた事。先ずは人種構成が多様な事。当たり前ですが。逆に言えばクイーンズタウンひいては南島南部がパケハ(西洋人)の比率が非常に大きい訳ですが、ここオークランドで眼につくのは、ポリネシア(太平洋諸島)系、南アジア(インド)系、イスラム(主にパキスタン、インド)系、東アジア(圧倒的に中国、それも本土系、次に韓国、で日本)系、そしてパケハ(西洋人)。

ニュージーランドは多国籍、人種、文化の多様性を謳い文句にしてる部分があるのですが、まだまだそれの始まり、本当に人種のるつぼと化すには年月がかかるのではないかというのが私の率直な感想。でもやはりエキサイティングである事には変りません。特に日本のような一国一民族一文化という国で生まれ育った私のような人間にとっては、何とも面白い所です。

次に、日本車だけでなく、ヨーロッパ系の車、ベンツ、アウディ、BMW等の車も非常に多い。以前の投稿でも触れましたが、クイーンズタウンはスバルレガシーのような4駆のハッチバック、もしくはパジェロ、ハイラックスのような車が非常に多い所ですので、何とも新鮮。しかも新車、それでなくても比較的新しい年代のピカピカの車が多く走ってるのを見て都会だなと愚直なまでに思ってしまった訳であります。

都会の話ついでにもう一つ。オークランドのメインストリートであるクイーンストリートなどを歩いていると、もう歩行者の圧倒的な数の人が携帯電話、スマートフォーンを片手に歩いているのを見ました。皆、音楽聞いてたり、テキストうったりとこれまた都会ながらの風景。クイーンズタウンじゃまだまだ古い白黒の画面のレンガみたいなサイズの(これは言い過ぎか?)携帯使ってる人多いですからね。

オークランドはニュージーランドで最大の都市なのですが、やはり、日本の様なもっと規模の大きい国から来た私などにとっては、それでもやはり小さいのです。人口は大体150万人と言われています。日本で言ったらそれこそどっかの地方都市のサイズ。

そんな中にも裕福な人が住む地区もあれば、低、中所得者層の多く住む地区もあります。それプラス、特定の人種が固まって住み分けるという傾向もあります。車を運転しながら適当に(実際は何故か運転すればする程目的地から離れて行くというおかしな事が起こった訳ですが。俗に道に迷うって言うやつですかね?)オークランドをまわっていたのですが、そんな事を頭に入れつつ色々想像しながら、目の前の風景を理解しようとしていました。ちなみに、クイーンズタウンには信号ありませんし、1車線の道ばかり。信号ある交差点、車線変更、朝夕バス専用の左車線、高速道路入る時出る時等、もうそれはそれは刺激にあふれていました。

どうなんですかね、果たして、自分はこういう所住めるのかな。よく解りません。

それではまた。

0 件のコメント:

コメントを投稿