2008年4月28日

映画 オーストラリア映画 ケニー

一昨日の晩は友人の婚約記念パーティーがありまして、久しぶりに夜遅くまで飲んで少し疲れ気味ということもあり、昨日の日曜は別の友人のピート(こいつのことはいつか以前の投稿でちょこっと紹介したはずなんですが...)と街で昼食をとった後、久しぶりにDVDをレンタルしてソファーにもう持って来てぐでぐでとしながら映画鑑賞しました。

こっちのDVDは日本と違いPAL方式で、家にあるDVDプレーヤーは同居人のプレイステーションですのでNTSC式なのでいちいちコンピューターをテレビに繋がなくては観賞出来ず、それが面倒なのであまりレンタルで映画見ないんですが、ただただ怠け者なだけであまりたいした言い訳にはなりませんね。

それともう一つはこっちのレンタルビデオ屋(古いか?)はハリウッド系の映画が殆どであまりそっち系に興味の無い私にはどうしてもつまらないんですよね、品揃えが。

さて、何はともあれ...

今回借りた映画のうちの一つが去年話題になった(こっちで)「ケニー KENNY」と言うもの。

こちらが公式サイトへのリンク。もちろん英語

今ざっと日本のアマゾンで検索してみましたが出てこなかったので、日本では未公開と言うことで間違いないでしょう。

物語はと言いますと、ケニーは離婚して男の子がいるどこにでもいるような普通の中年のオーストラリア人のおっさん。移動式トイレ(屋外のイベント時などに設営されるやつ)のビジネスを切り盛りしていて、一生懸命に働いています。そんな彼の日常に密着してそこから見える人間世界を、彼の家族や同僚などを中心にして進むストーリーです。

また結末には逆転ホームラン的な「やったぜ」ってな感じの、ケニーが幸せになるであろうというストーリー、そして移動式トイレというどうしても人々から不潔で嫌われてしまう商売に関わる時に生じる世間一般からの偏見に対するささやかな報復が待っています。

オーストラリア映画には一種の独特なユーモアのセンスが流れています。この映画の中にもケニーのオーストラリア人としての気楽で慌てずのんびりとした気質が存分に表れ、また一歩引いた視点、ちょこっと皮肉っぽいユーモアが溢れています。

また、この他にも日本でそれなりに名の知れたオーストラリア映画にも共通しているのがこの、言葉で説明するのは難しいですが独特のユーモアのセンスです。

一般的に言うアメリカ映画、アメリカ人の気質、ユーモアのセンスとはまるで違った一種投げやり、恥知らず、開けっぴろげなオーストラリア人気質(これはニュージーランド人にもある意味共通していますが、どちらかというとニュージーランド人はオーストラリア人と比べると、内向的でシャイでそこまでオープンではないと思いますが)丸出しの非常に面白い映画となっています。

英語の勉強、そしてこの南半球の人々を理解するうえで非常に有益な映画となるのではないでしょうか。

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