2008年3月31日

日本では見慣れない、ジンジャービアのご紹介

毎回ニュージーランドの知られざる真実を暴き、それをこのブログで世にさらけ出す有名人気企画「やったぜニュージーランド」、今回は日本では余り馴染みの無い「ジンジャービア」を紹介したいと思います。



これがそのジンジャービア。これは大きいボトルで750ml、$3ちょっと、小さい350mlの方は4本で$5ちょっとです。

先ずは、名前にはビアとありますが実際にはビールではなく、アルコール分は入っておらず、ビールと同様に蒸留して作られる生姜味の炭酸飲料です。似たものに「カナダドライジンジャーエール」がありますが、あれはカンなどにもはっきりメイプルリーフが載っているのでお分かりのように、カナダ産の飲み物です。一方、このジンジャービアは(多分)イギリスが発祥です。

飲み口はやはり生姜と言うだけあって、少々独特の辛口の苦味があります。皆さん、ドクターペッパーを飲んだことがあるでしょうか?(そういえば見かけなくなって久しいような気がするのは私だけでしょうか...?)あれも独特の味ではじめて飲む人には敷居の高いと言うか、好き嫌いの分かれる、嫌いな人は絶対克服できないものがありますが、それと似て、一発で好きになると言うよりはなんか知らないけどその内好きになって飲めるようになって次第に癖になって行くと言った飲料です。詳しくは調べていませんが、生姜という自然の材料を使っていますので、コーラなどの炭酸飲料を飲むより体に悪影響は少ないと思われます。

必ずビールのようにボトルに入っているのもまたこれ特徴の一つで、そのままボトルから飲むのが通の飲み方。酒屋、またはスーパーの飲料コーナーに行くと手に入れることが出来ます。値段は大体一本

ニュージーランドでは夏、そしてアホみたいに寒くて霜が庭にはってるような時でも、好きな人(特に男性に多し=当社調べ)は友達呼んでバーベキューをします。そういった際にやはり誰か一人は(必ずしもではないですが)酒を飲まずに皆を車運転してそれぞれ家に帰す役目を果たさねばならず、そういうときには周りで他の皆はビール、ワインを飲んで段々酔ってきて素面の人が聞いてても全然面白くも何とも無いような事でもゲラゲラ笑い出して、なんだか自分だけちょこっと取り残されたような気になりながら飲むのがこのジンジャービア、まあこの説明は私個人の勝手な意見で、要はそういうバーベキュー等の皆が集まってお酒飲む場で、お酒飲まない人が飲む飲み物の代表格がこのジンジャービアと言うことです。

また、もう少し補足すると、バーベキューの際、肉を焼くのは大体男の役目で、大体女性はサラダ作ったり他の準備をすることが多いです。社会生活一般でこの国では男女平等が叫ばれて久しく、女性の社会進出に積極的な国なんですが、ことバービー(バーベキューのこと)の際には割とはっきりと男女の役割の差、壁、違いが明確です。しかもこの時だけは男女の不平等を声高に叫ぶ女性にはお目にかかったことはありません。んー、不思議だ。日本でも鍋奉行やら焼肉奉行なんて言葉がありますが、それにほぼ等しいでしょうか。

またニュージーランドは車社会です。ですのでこの様なパーティーに行く際には、大抵友達と車相乗りしてその仲で一人は行きも帰りの車運転するのでお酒を飲まないと言う習慣が広く行き渡っています。もちろん飲酒運転する人も後を絶ちませんが、一応分別のある人々の間ではこれが一般的に行なわれてます。そういう人をDesignated Driver、日本語では指名運転手とでも呼ぶんでしょうか。もしくは、お酒飲んでしまったら車はその晩は置いてタクシーで帰って次の日にピックアップすると言うのも一般的です。

お酒を飲まない方は、ニュージーランドにいらっしゃた際、こんな飲み物試されてはいかがでしょうか。

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