2007年6月15日

5:30 (ファイブサーティー)

日本でもやはり金曜は仕事が終わると皆「さあ週末だ」と飲みに行かれる方々も多いのではないでしょうか。ここクイーンズタウンもやはり金曜の5時以降は、仕事を終え週末を迎えた人々が1週間の疲れを振り払うかのようにバー、パブに顔を出し、一気に街が賑やかになります。我々友人の間では5:30と呼ばれ、まあ5時半にいつものとこ行く?みたいな感じの言葉で、場所は決まった所で、大体そこに行くといつもの面子がいて、また、久しぶりに街に帰ってきた人達がいた場合もそこに行くとたいていの面子に合える、そんなような場所です。まあそういう場所は人によってそれぞれではあると思いますが。

大抵そういうバー、パブは「ハッピーアワー」という、決められた時間だけビールワインが半額!みたいな事やってます。我々がいつも行く所も夕方5時から7時がハッピーアワー。面白いのは街中に無数にある大きなパブなどはお互いハッピーアワーの時間をずらして、集客に勤しんでいます。ですので、そのハッピーアワーの飲み物の安い時間を利用して、バーからバーへと渡り歩くなんていうのもやろうと思えば可能です。そんな各バー、パブのハッピーアワーの時間をくまなく調べて、時間割みたいなの作っていつ何時どこで安い酒が飲めるのかを熟知していた人を知っていますが、自分はそこまでマメではないし、行くとこは大体決まってるんであまり気にしはしません。またここクイーンズタウンは、雨降ったあとのたけのこみたいに次から次へと新しくバーが出来ますんで、全てを熟知するには相当の気合と情熱を捧げる必要があるでしょう。

そしてこのいわば5時半から始まる社交性の強い集いが、時間と飲み物の数が増えるに従いやがて本格的な「飲み」へと移って行くことも珍しくありません。中にはそのまま朝の3時下手したら5時まで飲み続ける友人も少なくはありません。まあ大抵そんな人達は何時に帰ったか酔っ払いすぎて覚えてない方が多いですけど。そして週末にはまたパブに集ってランチをわいわい言いながら食べるのが習慣なんですが、そういうときに二日酔いで参加できないのがいることもちらほら。で、そんな時にまあ昨夜どんな事があったとか、こんなかわいい女の子に出会ったとかとりとめも無い話しをするんですが。

我々の友人の中でもピートと言うもう別格の奴がいて、彼は大抵期待に応えてくれます。飲んだら豪快な奴で、女の子にもそれなりに人気があり、飲みっぷりももうこれは豪快で飲ませる方としても相手にとって不足はありません。あだ名は「ハイエナ」、悪い奴ではないんですが過去に何度かもう酔い過ぎでつぶれる寸前の女の子を連れて帰っていった事からこのあだ名は由来してます。といっても彼の名誉の為に言っておくと、まるで見ず知らずの女の子をレイプとかそういう意味ではないんで、警察に通報とかはしないであげて下さい。また旨くおだてれば直ぐ裸になるし、ホント良い具合に飲ませて酔わせれば、言った事大抵やってくれます。そんなんで皆の間でも人気、そして伝説です。さてその彼、今晩もクイーンズタウンのどこかのバー、パブで何をしているのやら、明日会うのが楽しみです。それでは、皆さんも金曜の夜をお楽しみに。どこかでピートにあったら僕の代わりに挨拶して置いてください。

2007年6月14日

クイーンズタウンの物真似歌唱大会

ここクイーンズタウンは寒い日が続いております。気温も夜には氷点下を超え、朝には車の窓ガラスがガリガリバリバリに凍っているのが普通で、地面も日中陽の当たらない所は真っ白に霜が張りいよいよ本格的な冬の到来を告げています。

車の窓ガラスが凍るのは、ワカティプ湖という湖の畔にクイーンズタウンは位置していますので、夜は湖からの蒸気で空気が湿っているために起こるのだと思います。

昨夜はクイーンズタウン毎年この時期恒例の「Starry Eyed」と呼ばれるいわゆる物真似大会を見に行って来ました。今年で10周年を迎え、今回は今までの毎年毎の優勝者が集い、白熱した闘いを繰り広げていました。

ステージ上で、有名歌手に身を扮した出場者たちが、バックダンサーを従え本物さながらのステージ上でのパフォーマンスを披露してくれました。その中から観客の投票により勝者が決まるという仕組みで、優勝者は19歳のクイーンのフレディーマーキュリーに扮した男性が見事に、クイーンの名曲「Somebody To Love」を歌い勝利しました。

これから来週末にはウィンターフェスティバルと言うお祭りが10日ほどに渡り行われ、冬の始まりを本格的に迎えます。コロネットピークスキー場や、クイーンズタウンの街中などで様々な催しが開かれます。

ぜひこの時期に街にいられる方は、今からどんな催しがあるかチェックされておいた方がよいでしょう。楽しみ過ぎて二日酔いに苦しまないようにお気をつけ下さい。

それでは。

2007年6月11日

2007冬 コロネットピークスキー場いよいよオープン!!

さてさて久しぶりの更新となってしまいましたが、これまでコロネットピークスキー場、6月9日土曜のオープン予定に向かって準備に追われ、忙しく過ごしていました。もちろん仕事後の飲みなんてのも幾晩かあった訳で、こういう季節労働をしていると半年ぶりに会う人達も多くいて、お互いどうしてたのかなんていう話にも花が咲き仕事後は重要な時間にもなるので、いか仕方ないところです。

さて、ここニュージーランド、もう今の世の中何も珍しいことでは無いと思いますが、この5月は1870年代に観測が始まって以来最も温かい月だったそうです。ですので当然のことながら雪があまりありません。

ただしこのコロネットピークスキー場は、人工降雪機に多大なるお金を投資して整備していますので、何とか人工の雪を作って天然の雪の足らないのを補おうとしています。

ここら辺りが日本と画然と違い、自然に雪の降る絶対量が少ないので、シーズンも短ければ、雪の降る量も少ないですし、もうこれは比較してもしょうがない、お国が違えば環境も変わるという典型では無いでしょうか。

逆に言えばだからこそ今多くの人々が南半球から日本の白馬、ニセコなどに向かい、それらの場所の素晴らしい雪を満喫しているわけです。

今現在山の3分の1程度しか滑走可能なコースはオープンしていませんが、自分なんかは嬉しくて楽しくてしょうがないです。

志が低いというか、簡単に喜んでしまうんで、こういう性格は海外で生きていくには大変役に立つ事だと思います。

何はともあれ、今ある限られた雪を楽しみます。

それでは。