2007年12月30日

クイーンズタウンを紹介する動画を作りました



こんなビデオ作ってみました。4分10秒、25.3MB あります。

これで少しこの美しいクイーンズタウンの感じが伝わればいいのですが。

いよいよ今年も明日を残すのみとなりました。よい新年をお迎えください。

くれぐれも飲み過ぎには気をつけて。って自分の心配するのが先ですね。

はい、それでは。

2007年12月29日

クイーンズタウン ワカティプ湖の日暮れの動画



こんにちは。皆さんどんなクリスマス、そして年末年始をお過ごしでしょうか。

自分は昨日久しぶりに湖岸にキャンプしに行って来ました。家から車で5分でこんなところにテントが張れます。

今こちらは夏真っ盛り、暑い日が続いたかと思うと、いきなり寒くなって朝には周りの山の上には雪がちらほらと積もっていたり、典型的なクイーンズタウンの夏です。

この夏もマウンテンバイクに山歩きに一生懸命遊んでます。

皆さんもよい年末年始をお過ごしください。

そして来年が素晴らしい年になりますように。

それでは。

2007年12月20日

マウンテンバイク コロネットピーク

すっかり夏ですね。今週からまた冬の職場であるクイーンズタウン近郊のスキー場のひとつである、コロネットピークスキー場での仕事が始まりました。とはいっても、もちろん夏ですから雪はありません。今回はマウンテンバイクです。

こちらが会社のページへのリンク(英語です)

1月3日からオープンで、今はその準備に追われています。今まで見慣れない、雪のないスキー場斜面に、今は斜面を削ってマウンテンバイクの道を作る仕上げの段階です。またリフトを動かすトレーニングなども受け、冬の間には部署が違うのでなかなか見ることの出来ない、スキー場を運営していく上で欠かせない仕事が眼にでき、大変興味深いです。

私の担当はチケット売ったりなどの方なんですが、少人数での運営ですので、何でもこなせるようにならなきゃいけない。さらにはコーヒー作ったりまでするらしい。んー、どうなんでしょう。

オープン翌日からは3日間いきなりマウンテンバイクの大会が催され、一気に盛り上がることは確実。コースもダウンヒル(もちろん急な斜面でどうなんでしょう、初心者にはきついかも。きちっと安全対策してからのほうがいいかな。)と、クロスカントリー(こちらはもっと緩やかに降りて来ます。)の2種類があり、バイク無くても山の上でのレンタルもありますんで、もしクイーンズタウン在住野方一度足を運ばれてはいかが?なんか宣伝になってしまいましたね。でも、別にこれで個人的な利益があるわけではないんですが。

シーズンは短いです。1月3日から2月の3日までなので、お見逃し無く!

2007年12月16日

クイーンズタウンを見下ろせる、ベンロモンド山の動画

クイーンズタウンの裏山的存在であるベンロモンド山。

今回その山に登ってきた時に作ってみたビデオです。



ここへは、ゴンドラを使って街から最初の3分の1を省略して歩き始めるもよし、または街からずっと一気に登るという選択ができます。ゴンドラを使うと最初の1時間ぐらいが短縮できます。

この様に天気の良い日には360度の展望が望め、日本から来るハイキングのツアーの中にはここをコースとして取り入れているものもあります。

昨夜は友人の30歳のパーティーに行き、楽しい時間を過ごしてきました。結構大きなパーティーで、60人くらい来てたんでは無いでしょうか。もちろん何人かは酔っ払った勢いで我々を楽しませてくれました。

来週からコロネットピークスキー場が夏の間1月3日から2月の3日までと短いですが、夏のシーズンのマウンテンバイキングのためにオープンする準備に入り、それに併せて私もそこで働く事になりました。

冬はそこで働いているんですが、いつもの季節と逆の夏に同じ職場に戻る、雪が無いって言うのが少々辺に初めは感じるかもしれませんが、楽しんで来たいと思います。

いづれどんな所なのかビデオで紹介できればと思っていますので、お楽しみに。

それでは。

2007年12月15日

ワイクリーク スキーツーリング その2

今日は久しぶりの青い空が望めそうです。今日は友人の30歳の誕生日パーティーが午後遅くからあり、大抵30歳のパーティーは21歳を迎えるときに開くパーティーに続き非常に規模、勢いのでかいものになるのが通常ですので、面白い事になるのではないでしょうか。

さて、ワイクリークのお話の続き。

さっと峠から5分ほど滑り降りて来たらもう平らになってしまい、凍った湖を横断するようにスキーを履いたまま歩きました。所々氷が解け初め湖面に亀裂が走っているのが見受けられます。また谷の中、周りは急斜面に囲まれています。雪崩の後が幾つも見受けられこれまた慎重なルートファインディングが要求されます。

暫く歩いていくとまた崖、急斜面に遭遇。ここを滑り降りると一気に谷底まで降りていく事が出来そうですが、次第に雪の量も少なくなって、岩や草がむき出しの斜面が至る所にあり、これまたちゃんと雪の上を滑りながら下まで滑り降りていけるルートを探すのが一苦労。最初は崖を左のほうに回り、降り始めましたが、やがて雪が途絶え、また歩いていくには急すぎるので一度停まり、昼ご飯をパパッと食べる事にしました。

腹も満ち、再度スキーを履き、スキンを付け、下って来た道を登り返し、谷の反対者面に向かって行きました。途中下まで雪の続いた何本かのラインが見れ、そこを滑っていく事に決定。これまたあっという間、5分もせずに下に辿り着いてしまいました。

ここで雪は消え、後はスキー、ブーツを脱いで、靴に履き替え、荷物は更に重くなった上で今晩の宿、ロックビビー=ビバーク、(自然にせりだした大きな岩の下が乾いている事が多く、大抵の状態では雨風がしのげるので、ある程度経験をつんだ登山者やクライマーなどに利用される)に向けていざ歩き始めました。

ワイクリークの谷は夏、雪の無いときでも山歩きの経験をつんだ人達で一日かけて歩く上級者向けのコースと見られていますので、そんな所をスキーブーツまで担いで行く我々の苦労といったら。

草つきの足元の不安定な中を、歩き始めてから大体4-5時間でようやくロックビビーに到着。重いザックを肩から降ろし、平らな場所を探し寝袋を広げ、乾いた服に着替え、ガスストーブに火をつけ、鍋でお湯を沸かし、熱いお茶を用意して、寝袋に入る。一日で一番の至福の時です。これだからやめられないって気になりますね。

まあその後は寝袋に入ったままトランプしたり、色々他愛の無い事に話の花を咲かせ、次は何しようどこ行こうとかそういう話したり、後は夜のメインイベントである晩御飯を作り、一気に食べ、(こういうアウトドアにいるときは何を食べても美味しいし、幾ら食べてもなんか満足できない。)静かに日が暮れて暗くなるのを眺めていました。

やがてローソクに灯りにともされた辺りの闇を見つめながらも次第に眠くなってきて、いつの間にか静かな眠りにつくのでした...

が、しかしっ!今回はこれで終わりと言うことにはなりませんでした。夜中3時過ぎに物凄い強い風が吹くのに目を覚まし、暗闇の中何か顔に冷たいものが当たるのを感じつつ懐中電灯をつけてみれば、なんだよ雪が降っているではありませんか。気温も一気に下がったのが感じられます。しかも風の方向がちゃんと我々のほうに向かって吹いてきて、我々の頭上にある岩壁の天井なんかまるで意味が無く、なんだよーとか文句言いつつ、半分笑いながらまた眠りに付くのでした。どうしようもないしね。とりあえず寝袋に入ってる分には温かいし。

そして陽が登り、朝になり、辺りを見渡してみると、うっすら5センチほどの雪に覆われ、真っ白。このシェルターに到着して直ぐ乾いた服に着替えた際、履いていた靴下を乾かすためにその辺に放って置いたんですが、その靴下が見事にカチンコチンに凍っていて、手に持つと棒のよう。また靴の中も半分位一杯に雪が溜まっていました。

さあここで一つ判明。冒頭にお話したように、朝電話で起こされ、それからあわてて荷造りして出発したので替えの靴下を持ってくるの忘れていたんですね...

服の中地肌に直接当てて何とか乾かそうとか努力はしたんですが殆ど効果もあるわけは無く、一瞬お湯沸かして靴下融かそうかなんてことも考えましたが、その時には荷造り済んでたんでまた荷物ばら撒くのは嫌で却下。

いやー、最初の5分10分はきつかったですね。でも出来るもんです、人間、やろうと思えば、何でも。

教訓。出かける時は、替えの靴下忘れずに。

長くなりましたが、ま、こんな事もありましたということで。それでは、良い週末を。

2007年12月14日

ワイクリーク スキーツーリング その1

今回は一月以上前に行ったワイクリークのお話。

左がサンディー、右がトーマス
トーマスと後ろにはリマーカブルズ山のシングルコーン
ようやく滑り始めはしたのですが…
あっという間に雪が無くなり後はこの様にスキーブーツ担いで歩く事に…
ひたすら行きます
木が引っかかって…
今晩の宿は岩の下



ワイクリークとは、クイーンズタウンにある二つのスキー場のうちの、リマーカブルズスキー場の裏にあるU字谷、(氷河によって削られて出来た谷で谷底が平らで、谷がUの形をしている所から名づけられた、)のことで、いわゆるバックカントリーエリアです。

もちろんリフトなどは無く、自分たちで歩いてしか行けません。商業用のスキー場内と違い、雪崩の危険を除去するコントロールなどされてもいませんので、こういったところに踏み入っていく際には万一に備え、各々がトランシーバー(または日本ではビーコンと呼ばれる雪崩に巻き込まれ埋まってしまった際に電気信号、ラジオ周波数で埋没地を特定し救助する為の装置)や、携行用ショベル、そしてプローブ(ゾンデ)と呼ばれる通常2-3メートルあるテントのポールみたいな棒(トランシーバーを使い埋没者の位置をある程度特定したら今度はそれを雪に挿して実感で埋没者の正確な位置を特定する)を必ず携行します。

で、スキー場は10月初めに閉まりはしたのですが、その後しばらく雪の日が続き、しまいにはシーズン中に併せて降った雪以上の雪が10月ひとつきに降りました。そこで、友人達とちょこっと滑りに行ってみるかといった話になり、1泊2日でのバックカントリーの旅となったのです。

まあこれがとんでもない珍道中になったのですが、先ずは当日の朝まで行くのか行かないのかはっきりせず自分はまるで準備をしていなかった。そこにまだ寝てる所にいきなり朝に電話が来て後一時間で出発といわれ慌てて荷造りを始めました。

何とか時間に間に合わせいざ出発。しかしスキーシーズンが終わって暫く経っているので、どんだけ雪が残ってるのか、どんな雪のコンディションなのかはまるで知る由もなし。

スキー場に到着し、天気はあまり良くなく、雪もまあまだコース上には何とか雪が残ってる程度なのは分かり、これからずっと登って標高高くなれば雪の量も増えるのでいざ出発となりました。

誰もいないスキー場をスキン(日本ではシールと呼ばれる、ナイロンで出来ているのですが動物の毛皮みたいな表面をしていて、それをスキーに着けると雪の上を滑り落ちる事無く歩ける、スキーに装着する際にはスキンの裏は特殊な粘着質がくっついているのでスキーにぺたりと貼り付ける事が出来る)を各々スキーに着け登り始めました。1時間ちょっとでワイクリークへの峠に着き、今度はスキンをはがしていざ滑り始めました。

このワイクリークを見渡せる峠までは夏冬問わず幾度も着た事があったのですが、谷に入っていくのは初めて。わくわくしつつ滑り始めると5分もせずに斜面は平らになり、今度はスキーを履いたまま雪の上を歩く事になりました。

続く

2007年12月13日

アロータウン Arrowtown のご案内


Wが抜けてる…

こんな感じの小道がいっぱい

有名なスイーツ屋

このように至る所にカフェが

ゴールドラッシュ時代を思い出させる郵便局

今日は曇り空、どんよりとした一日となっています。

先ほどちょちょっと隣町のアロータウンまで足を運んで、友人の働くカフェに初めて顔を出してみました。忙しいようであまり話してる時間はありませんでしたが、なんともおしゃれな店内が印象に残りました。街自体も思ったほど人の数が少なく、割と静かにひっそりとしていました。

以前にも一度この街に関して投稿させていただきましたが、その時は秋の紅葉の季節、赤黄に染まる木々を見に人々が大型バスで押し寄せてきてたのに比べるとひっそりとしたものです。

メインの通りが一本、500メートルくらいでしょうか、そこにカフェ、レストラン、土産物屋、洋服屋、不動産屋さんなどが軒を連ね、あっという間に歩き通せてしまいます。

そんな小さな場所にしてはカフェの数が多く、10軒は最低でもあるんでは無いでしょうか。皆おしゃれな感じで、屋外にもテーブル席があり、天気の良い日にはコーヒーを飲みながらゆったりと会話を楽しむのに最高です。

近くにはマウンテンバイクのトレイルなどもあるので、自転車を借りて散策するのも良いのではないでしょうか。

2007年12月12日

ダートリバーサファリのジェットボート

今回は以前に作ったジェットボートに乗った時のビデオをアップしてみたいと思います。

これはクイーンズタウンから45分ほど北に向かって行った、ワカティプ湖の北端にあるグレノーキーと言う町から出ているジェットボートのツアーに参加した時の様子です。クイーンズタウンの街から送迎バスも出ています。

ダートリバーサファリと呼ばれるこの会社、この会社のホームページへのリンク(英語)友人がドライバーをしていまして、ちょっと試運転する時についでに乗せて貰いました。

クイーンズタウンには他にも有名なジェットボートの会社がありますが、自分はこっちを断然お勧め。乗ってる時間も長いですし、周りの景色は最高。ダート川を遡っていくのですが、このあたりはもうマウントアスパイアリング国立公園の中なので、このボートに乗るか後は歩いていくしかアクセスの無いところなので、素晴らしい自然を眼にする事が出来ます。またこのあたりは「ロードオブザリングス」=指輪物語と言うニュージーランドを代表する映画の撮影にも使われたことで有名で、ファンの人は必見です。


ラグビーワールドカップ2007を終えて、雑感諸々

さてここクイーンズタウン今日も夏日、雲の多い一日ではありますが、雨の予報もいつの間にか消えてしまい、しっかりと夏です。街はすっかりクリスマス気分、どこのお店もクリスマスの飾り付けをし、賑やかなものです。もちろん南半球ですので、真夏のクリスマスと言うことになります。

ここ最近のニュースとしましては、取り留めて重要な問題では無いんですが、9月から10月にかけラグビーのワールドカップがフランスで行われていたのはご存知でしょうか。

ここニュージーランドの代表、オールブラックスはその大会で優勝候補の筆頭に上げられていたわけなんですが、なんと準々決勝で開催国フランスに敗れてしまい、この国は一気に奈落の底へと突き落とされてしまいました。負けた次の日のなんと国中が暗かった事か。

まあ勝負事ですから勝ちもすれば負けることもあると。ただ先週その負けたチームを率いた監督のグラハムヘンリーと言う方がまたこれからもオールブラックスの指揮を執るのに再任されたというニュースが報道され、少し驚きを感じました。

サッカーの世界に慣れてしまっているので、大事な4年に一度の最も大きな大会で敗れた人間をまた選ぶというのにどうしても驚きを隠せません。サッカーの世界じゃ成績悪ければシーズン中でも監督解任なんてよくある話ですから。

しかも他に良い候補者がいなかったって言うわけではないんです。南島では一番大きい都市クライストチャーチを拠点とする、クルセイダースと言うプロチームを、ここ8年で幾度も南半球3カ国ニュージーランド、オーストラリアそして南アフリカ(一応ラグビー3大強国)からなる14チームで戦うスーパー14と言うプロリーグ戦で優勝に導いた監督ロービーディーンなんていう人も候補に挙がっていたのですが、どういうわけかグラハムに再選となりました。

問題なのは選考の過程がまるで見えず、透明性に欠けるところです。一応このグラハムさんが率いた4年間は国際試合での勝率が80%を超えるという素晴らしい成績を残し、それはそれで評価に値するとは思いますが、やはりどんだけ親善試合や規模の小さい大会で勝ちまくっても最も重要な大会でこけた責任は残ると思うんですが。これからどうなるのか見守って行きたいと思います。

しかし、最悪なのはそのロビーディーンさんも選考過程に不満を持ち、結局オーストラリア代表の監督に引き抜かれてしまったのです。この2カ国は永遠のライバルですから、これはちょっと信じられないニュージーランドラグビー協会の失態だと考えます。

どうすんでしょう、これでオーストラリア強くなっちゃたりしたら。

2007年12月11日

クイーンズタウンでウェイクボーディング

突然ですがここニュージーランドは夏です。

しかも11月は1871年に観測が始まって以来の最も雨の少ない月となりました。

よって毎日青空の日が続いていました。と言うのも今日は雨、実に久しぶり。あまりにも乾燥した日が続いていたので、この雨で、雨降った後の学校の校庭の匂いがし、小学校とかを思い出しました。

日本は雪が降り始めたとのことで、素晴らしい冬になればよいですね。

ここ最近ビデオ作りに没頭しています。これからどんどんと公開していきたいと思いますので楽しみにしていてください。それでは今回はお知らせまでに。

ちなみにこの前初めてウェイクボーディングなるもの挑戦してきました。それはその時の友人達の映ってる映像をまとめてみたものです。



このように、夏のクイーンズタウンでは、様々な体を動かすアクティビティが楽しめます。

山、川、湖、空。遊び場はたくさんあります。

良かったら一度遊びにきて下さい。

それではまた。

2007年7月4日

ヨットのアメリカズカップ、そして降ったり止んだり違ったもんまで降ってきちゃったりして....

さてさて忙しいのを理由に更新がなされていませんでしたが、久々の投稿となります。

この冬は暖かい気候のためどこのスキー場も思ったような雪が降っていないのが現状です。それでもここクイーンズタウンでは6月の22日から「ウィンターフェスティバル」いわゆる冬の到来を祝うお祭りが始まり先週末まで続き、そして先週末からは怒涛の「スクールホリデー」学校がお休みとなりスキー場は人で溢れかえっています。

毎日忙しい。自分自身忙しすぎてスキーこの10日ほどしていません。なんてこった。

今までの所、人工の雪で始め2週間ほどやっていきその後寒波の到来で一気に天然の雪が積もりさあこれでこの冬も凄い事になるぞと思ったら、地球温暖化の悪夢を思い起こさせる雨が3日ほど続き先週末は2日ほどスキー場が閉まらざるを得ませんでした。

せっかく積もった雪も雨に流され無残な姿をさらしていましたが、また昨日から雪が少し降り始め今日はこれから本格的な雪になるとのこと。一体どうなっているんでしょうか。

日本ではどれだけ話題になっているかは分かりませんがここニュージーランドは今、ヨットのアメリカズカップの話題で持ちきりです。スペインのバレンシアで行われているこのレース、スイスのエリンギと言うヨットとの一騎打ちで、合計9回レースをし先に5回勝った方の勝ち。

今のところ4対2でエリンギがリード、今朝までには7戦目の結果が出ていることでしょうから、結果如何では今日のニュージーランド、国全体が葬式みたいになるのでは無いでしょうか。

またあと2ヶ月ちょっとでフランスでラグビーのワールドカップが行われることもあり、国全体が盛り上がってきているという感じです。

日本もこのワールドカップには出場しますので、機会があったらぜひ応援してあげてください。

それでは今日はこの辺で。

2007年6月15日

5:30 (ファイブサーティー)

日本でもやはり金曜は仕事が終わると皆「さあ週末だ」と飲みに行かれる方々も多いのではないでしょうか。ここクイーンズタウンもやはり金曜の5時以降は、仕事を終え週末を迎えた人々が1週間の疲れを振り払うかのようにバー、パブに顔を出し、一気に街が賑やかになります。我々友人の間では5:30と呼ばれ、まあ5時半にいつものとこ行く?みたいな感じの言葉で、場所は決まった所で、大体そこに行くといつもの面子がいて、また、久しぶりに街に帰ってきた人達がいた場合もそこに行くとたいていの面子に合える、そんなような場所です。まあそういう場所は人によってそれぞれではあると思いますが。

大抵そういうバー、パブは「ハッピーアワー」という、決められた時間だけビールワインが半額!みたいな事やってます。我々がいつも行く所も夕方5時から7時がハッピーアワー。面白いのは街中に無数にある大きなパブなどはお互いハッピーアワーの時間をずらして、集客に勤しんでいます。ですので、そのハッピーアワーの飲み物の安い時間を利用して、バーからバーへと渡り歩くなんていうのもやろうと思えば可能です。そんな各バー、パブのハッピーアワーの時間をくまなく調べて、時間割みたいなの作っていつ何時どこで安い酒が飲めるのかを熟知していた人を知っていますが、自分はそこまでマメではないし、行くとこは大体決まってるんであまり気にしはしません。またここクイーンズタウンは、雨降ったあとのたけのこみたいに次から次へと新しくバーが出来ますんで、全てを熟知するには相当の気合と情熱を捧げる必要があるでしょう。

そしてこのいわば5時半から始まる社交性の強い集いが、時間と飲み物の数が増えるに従いやがて本格的な「飲み」へと移って行くことも珍しくありません。中にはそのまま朝の3時下手したら5時まで飲み続ける友人も少なくはありません。まあ大抵そんな人達は何時に帰ったか酔っ払いすぎて覚えてない方が多いですけど。そして週末にはまたパブに集ってランチをわいわい言いながら食べるのが習慣なんですが、そういうときに二日酔いで参加できないのがいることもちらほら。で、そんな時にまあ昨夜どんな事があったとか、こんなかわいい女の子に出会ったとかとりとめも無い話しをするんですが。

我々の友人の中でもピートと言うもう別格の奴がいて、彼は大抵期待に応えてくれます。飲んだら豪快な奴で、女の子にもそれなりに人気があり、飲みっぷりももうこれは豪快で飲ませる方としても相手にとって不足はありません。あだ名は「ハイエナ」、悪い奴ではないんですが過去に何度かもう酔い過ぎでつぶれる寸前の女の子を連れて帰っていった事からこのあだ名は由来してます。といっても彼の名誉の為に言っておくと、まるで見ず知らずの女の子をレイプとかそういう意味ではないんで、警察に通報とかはしないであげて下さい。また旨くおだてれば直ぐ裸になるし、ホント良い具合に飲ませて酔わせれば、言った事大抵やってくれます。そんなんで皆の間でも人気、そして伝説です。さてその彼、今晩もクイーンズタウンのどこかのバー、パブで何をしているのやら、明日会うのが楽しみです。それでは、皆さんも金曜の夜をお楽しみに。どこかでピートにあったら僕の代わりに挨拶して置いてください。

2007年6月14日

クイーンズタウンの物真似歌唱大会

ここクイーンズタウンは寒い日が続いております。気温も夜には氷点下を超え、朝には車の窓ガラスがガリガリバリバリに凍っているのが普通で、地面も日中陽の当たらない所は真っ白に霜が張りいよいよ本格的な冬の到来を告げています。

車の窓ガラスが凍るのは、ワカティプ湖という湖の畔にクイーンズタウンは位置していますので、夜は湖からの蒸気で空気が湿っているために起こるのだと思います。

昨夜はクイーンズタウン毎年この時期恒例の「Starry Eyed」と呼ばれるいわゆる物真似大会を見に行って来ました。今年で10周年を迎え、今回は今までの毎年毎の優勝者が集い、白熱した闘いを繰り広げていました。

ステージ上で、有名歌手に身を扮した出場者たちが、バックダンサーを従え本物さながらのステージ上でのパフォーマンスを披露してくれました。その中から観客の投票により勝者が決まるという仕組みで、優勝者は19歳のクイーンのフレディーマーキュリーに扮した男性が見事に、クイーンの名曲「Somebody To Love」を歌い勝利しました。

これから来週末にはウィンターフェスティバルと言うお祭りが10日ほどに渡り行われ、冬の始まりを本格的に迎えます。コロネットピークスキー場や、クイーンズタウンの街中などで様々な催しが開かれます。

ぜひこの時期に街にいられる方は、今からどんな催しがあるかチェックされておいた方がよいでしょう。楽しみ過ぎて二日酔いに苦しまないようにお気をつけ下さい。

それでは。

2007年6月11日

2007冬 コロネットピークスキー場いよいよオープン!!

さてさて久しぶりの更新となってしまいましたが、これまでコロネットピークスキー場、6月9日土曜のオープン予定に向かって準備に追われ、忙しく過ごしていました。もちろん仕事後の飲みなんてのも幾晩かあった訳で、こういう季節労働をしていると半年ぶりに会う人達も多くいて、お互いどうしてたのかなんていう話にも花が咲き仕事後は重要な時間にもなるので、いか仕方ないところです。

さて、ここニュージーランド、もう今の世の中何も珍しいことでは無いと思いますが、この5月は1870年代に観測が始まって以来最も温かい月だったそうです。ですので当然のことながら雪があまりありません。

ただしこのコロネットピークスキー場は、人工降雪機に多大なるお金を投資して整備していますので、何とか人工の雪を作って天然の雪の足らないのを補おうとしています。

ここら辺りが日本と画然と違い、自然に雪の降る絶対量が少ないので、シーズンも短ければ、雪の降る量も少ないですし、もうこれは比較してもしょうがない、お国が違えば環境も変わるという典型では無いでしょうか。

逆に言えばだからこそ今多くの人々が南半球から日本の白馬、ニセコなどに向かい、それらの場所の素晴らしい雪を満喫しているわけです。

今現在山の3分の1程度しか滑走可能なコースはオープンしていませんが、自分なんかは嬉しくて楽しくてしょうがないです。

志が低いというか、簡単に喜んでしまうんで、こういう性格は海外で生きていくには大変役に立つ事だと思います。

何はともあれ、今ある限られた雪を楽しみます。

それでは。

2007年5月30日

クイーンズタウンで新しい事チャレンジ ヨガ編

どうやらこの5月はニュージーランド、ここ20年で一番暖かい5月になるそうです。ここオタゴ地方に限って言えば史上最も暖かい5月だとか。

全く寒くないんですよ。夜もまだ窓開けたままでいけるし、部屋の暖房もつけて無いしこの冬。

これで6月9日一応オープン狙っています、コロネットピークスキー場。これからどのようなどんでん返し?があるかが楽しみです。

今日は仕事のあとにヨガに行ってきました。今回で2回目、新しい事チャレンジの一環として、(半ば強引に誘われて連れて行かれたというのもあるけど)、いやー、今回のクラスは初心者向けではなかったので大変でした。片足で突っ立って、もう一歩の足はピンと伸ばしてとかだいぶ無理な体勢させられました。

その昔まだ東京にいた頃、友人の主催する(かじりクラブ)なんでもちょこっとだけかじる程度に足を突っ込む、まるで気合も根性と言う言葉とも無縁の、それはそれで結構面白かった事をやった事もありますが、今回はそうならないように頑張りたいです。

ヨガって言うとまるで呼吸法と瞑想に近い精神の静けさを、肉体的な運動を通して目指すものなのかと思っていましたが、これがだいぶ相当に肉体的なんですね。

まだ始めたばかりだから呼吸法もクソも無いって言ってしまえばそれまでですが、肉体的にだいぶきついものだという事が分かりました。

ストレッチは山のガイドをしてる関係で好きで結構してましたが、ヨガは一連の動作、ポーズが1時間以上も続くので、必然的に静的な体と筋肉を休めるストレッチとは違い、れっきとした運動ですね、これは。

それともヨガの先生は西洋人だし、やっぱりヨガの内容が西洋的に解釈、翻訳されて、今俺のやってるようなものになって、実際インドとか日本でやってるヨガとはちょこっと違ったものになってるのかななんて考えたりもします。

この辺は興味ありますね。今度日本に帰ったらもうちょっと掘り下げて調査してみようと思います。

それではまた。

2007年5月24日

ニュージーランド英語にまつわるお話

さてさて、今日の話題はひょんなことからニュージーランド英語なるものについて書いてみたいと思います。

たまたま昼間に友人とそんな会話になったんでその延長という感じで。

といっても、その友人はキィウィで、私が今まで犯した英語上での失敗、災難の話しから始まり、一般的なニュージーランド英語の話題になりました。

一般的に言われている事ですが、ニュージーランドはその昔イギリス連邦に属していましたので、イギリス英語の影響を受けています(随分大雑把で乱暴な扱い方ですが)。

が、しかし、やはり地理的にも時間的にも隔たっていますので独自の進化を遂げています。

これをお読みの方で、もしニュージーランドに来られる事がある場合には、もしくは身近な所でニュージーランド人と知り合いになった際に、こんな言葉を使ってみると、「オーッ」という反応がニュージーランド人から返って来るかもしれません。

ちなみに、大抵の場合同じ英語文化圏、特に英国、オーストラリアの人々との間では共通理解を得るのは難しい事ではありませんので、流用も可能。

ニュージーランド人がよく使う、もしくは乱用されている言葉の代表格として、

AWESOMEオーサム)

があります。

意味としてはNICE、COOL、FANTASTIC と同じ。

基本的に良い意味で使われ、色んな時に使えます。

これと似た言葉で、SWEET(スイート)

もちろん甘いと言う意味もありますが、良い意味肯定的な場面で、AWESOME と同じ感じで使えますんで、試してみてください。

例えば、That's awesome とか That's sweet みたいな感じで。

どちらもそれ良いね、みたいな感じで、特に相手の言った事に対する返答と言う形になります。

世界の英語圏の国々を広く見てみると、色々違いがあり、国は小さいけどニュージーランド英語というものがあるよという御紹介でした。

それではまた次回。

2007年5月23日

突然のバンジージャンプ 会社の研修みたいので

昨日一昨日と、会社の研修で、クイーンズタウンから北に220キロほど離れたオハウという、湖の畔にホテルが一軒だけと言う、とても静かで美しい所に行って来ました。またここからは、湖越しにニュージーランドで一番高い山「マウントクック」も眺める事が出来ます。

ここで1泊2日で、色々とリーダシップとはなんぞやとかその道の専門家?をお呼びして話を聞いたり、今年から経営陣?てゆうの、ボスが色々替わり気分一新で、これからの会社の行く道についてなどのディスカッションしたりと、とても有意義な時間を過ごしました。

もちろん夕食後には会社持ちで酒が出て、皆夜遅くまで、中には朝まで頑張った人もいたみたいですが、楽しく話に花を咲かせていました。かく言う私もきちんと皆様の期待に答え、きっちりと他の皆様をたのしませ、笑いを提供して来ました。

日本人である以上、やはりきちんと期待には応えないとね。責任感強いというか、こう期待されるとどうしてもやってあげないといけないって言う脅迫観念みたいな物に襲われるのは私だけでしょうか?ただ単に黙っていられないってだけなんでしょうけど。

そして、月曜の朝にここクイーンズタウンを、会社の車8台くらいに分かれて行ったんですが、その際、各車に人々が振り分けられ、一台ごとの乗る4,5人が一チームとなり、目的地に向かうまでの間、幾つかチェックポイントで指示されたことをこなし、更にはその間にも20問位のクイズに答えるというレースがありました。

クイーンズタウンを出発する際に最初の指示が書かれた紙と、クイズの質問が書かれた紙を渡され、いざ皆競い合いながらクイーンズタウンを出発。次の目的地でまた次の指示の書かれた紙切れを探し、次の指示された場所へ、皆制限速度内?際どい所で急いで向かっていきました。

その二つめの場所がなんと有名なバンジージャンプ。各チームの中から一人が代表してバンジーを飛び、飛び終わった後に更なる指示の書かれた紙が渡されると。で、自然と自分のチーム内でまあ俺がやる事になり、飛んできました。

あまりにも突然な事でしたんで、怖くなる暇も無く、イケイケでする事が出来ました。(ちなみにちょっと高所恐怖症ですが)きっとこれが3,4日前からやる事が決まってたら、考えすぎて余計に怖さが増したんでしょうが、今回はホント突然で、しかも50,60人会社の人間が見てたら無様な姿は見せられないってのもありましたし。

このあとにも、みかん絞ったり、湖で誰か泳いだり、ちょっとした丘登ったりと、様々な難関を突破し見事3位でゴールとなりました。

もちろんこの晩飲んで騒いで別の意味で会社内で自分の名を広めてきました。なんでも名前は売っとかないとね。

2007年5月20日

ニュージーランド就職事情 遠来より友来るなんたらかんたら

こんにちは。クイーンズタウン、昨夜から朝方にかけ結構な雨が降りましたが、昼頃までには天気も回復し、午後には素晴らしい天気となり、なんとも良い週末となりました。

今日は、フランスに半年行っていた友人が帰ってきたので久しぶりにランチを食べながら、近況報告しあいました。

何度か言っている通り、ここクイーンズタウンは一大観光地。ですのでここに住む人も多くは観光業に従事しています。よって、夏、冬の間だけの契約となり、いわゆる季節労働者が大半を占めています。

だから前述の友人のように、仕事を求めて海外に出て行くキウィも多いです。

特に若者で大学を出ても、専門職の仕事の口の数はそれほど多いとは言えず、また外国の方が賃金条件等良いというのが実情で、この国を離れて行ってしまう人は後を絶ちません。

海外に人材が流出してしまうには色々と事情がありますが、やはり賃金等の条件が良いという事が真っ先に来るんでは無いでしょうか。

皆さんの周りにもいませんか、ニュージーランド人の英会話の先生とか?

今現在は、日本円と比較すると、ニュージーランドドル高という事情もあり、日本で働いても為替等でそれほどうまみがあるとは言えませんが、それでも日本等で英会話の先生を1,2年やりながら世界を旅するというのは、若いニュージーランド人にとって非常に人気のある選択肢です。

他の大きな要因としては、こちらでは皆大学に、専門学校等に行くのに国から借金をして学費に充てます。「スチューデントローン」と呼ばれ、年率7%くらいの利子がついています。

その額も人それぞれ、何年学校に行くのか、またやはりこれは世界共通だと思いますが、医学部などはどうしても学費は高めになりますので一概には言えませんが、$20,000から$30,000位になる事もあるようです。

で、先ほども申した通り、海外に出て、より良い賃金でなるべく速くこのローンを終わらせてしまおうという心理的要因も確実に人材流出の原因となっています。そのまま海外に出て、安住の地を見つけ戻って来ないキウィも多いでしょう。

現にオーストラリアのシドニーは、ニュージーランド国外では一番多くニュージーランド人が住んでいるといわれます。

また、イギリスのロンドンでは、ホテルやバー、レストランで多くにキウィやオージーが働いてるのが見れるという話も聞きます。

このようにして非常に人の入れ代わりが早く激しいのがこのニュージーランド社会の特徴のひとつといえるでしょう。そして特にここクイーンズタウンはそのもっとも顕著な例で、本当にあっという間に友人が去って行ったりして、非常に不思議な世界です。

まあ現在ではオンラインでビデオチャットが出来たりと、情報伝達の技術も進化していますからあまり距離を感じずには済みますが、それでも、久々に友人に会えると言うのは良いものですね。

またニュージーランドの社会、経済などの勝手な独断偏見まじりの個人的な分析なども皆さんにお伝えして行きたいと思います。日本とは非常に違っていて面白いです。

それではまた次回。

2007年5月19日

夏と冬のシーズンの谷間の5月 静かなクイーンズタウン

さてクイーンズタウンも秋が過ぎ冬がやって来そうな気配を漂わせ始めています。

今のところやはり夏と冬のシーズンの谷間という事もあり、町もまだ比較的静かで、人の数もまだ少ないようです。これから6月初旬のスキー場のオープンに合わせ、続々と人が町に入り込んできている状態です。

このクイーンズタウン、夏と冬の季節労働者が入れ替わりたち替わり行き来します。この5月と10月がその主な時期に当たります。ですので今この時期に今度の冬をこの町で過ごす方が外からやって来て、仕事を探し、住むところを探したりしている時期です。

ここニュージーランドでは、フラットと言われる。一軒家に3人4人が家賃折半して共同で住むのが主流です。日本のようにアパートのような個室に住むという事はあまり無いです。

まだ昼間は陽が出れば10度以上の気温になります。

んー、あと3週間でスキー場がオープンの予定。毎年本当に雪がそれまでに降り始めるのかやきもきしてしまいますが、自然には自然のスケジュールがあるんで、きちんと好きなようにやってくれるでしょう。

それが午後3時を過ぎ、クイーンズタウンは山に囲まれているんで、陽が山の後ろに隠れてしまうと一気に気温は下がり、そろそろ暖炉に火をともす時間となります。

冬の間は当然ながら陽があまり高くは登りませんので、クイーンズタウンの至る所、霜が解けずに真っ白になってるのを見かけることになります。

まあこれからそんな様子も皆さんにお伝えできたらと思います。

それでは良い週末を。

2007年5月16日

事件!! 隣の家に泥棒が!!!

どうやら事件です。隣の家の夫婦の所に泥棒が入ったようで、現金とお酒3本が盗まれたようです。この夫婦はホリデーでオーストラリアに1月ほど行っていて、昨日帰って来て気づいたそうです。でも不思議なのが、何故他の物品、例えばコンピューターやら宝石、指輪等の貴重品はそのままだったのか?

怖いですね、本当に。僕なんかいつも窓開けっ放しなんで、いつでも誰でも侵入しようと思えば楽勝ですからね、ただし侵入したからって何か金目のものが俺の部屋にあるかどうかは別問題ですけれど。はは、ざまーみろ。こういう時は良いですよね、失うものが無いって。

このようにニュージーランド、一見この世の楽園のように思えますが、(しかも日本でそのように宣伝されているのを目が痛くなるほど見ました)、実際きちんと?このように犯罪あります。逆の見方をすれば、この国は人口400万ちょっとで、この犯罪件数、確率としては非常に高い事になると思います。きちんと統計の数字をお出しする事はできませんが、(ただめんどくさいだけ?調べれば結構簡単に出せるとは思いますが)この人口の少なさで、結構物騒な社会、どうなんでしょう。最近も北島でギャング同士の構想で拳銃発砲事件があり、ギャングメンバーのおっさんの2歳の娘に流れ弾が胸に当たり、巻き添え食って死亡するという事件があったばっかり。

このクイーンズタウンは世界的に有名なリゾート地という事もあり、旅行者、特に若者、の酒に酔ってのくだらない事件が多いです。また、これもリゾート地という事に関係してると思いますが、とにかく人の出入りが激しく、あまり腰を据えて落ち着く所というよりは、短期間楽しんで滞在して去って行く人が多いのが特徴です。

何はともあれ、個人的な意見としては、日本でどのようにあれこれ良いように宣伝されていても決して鵜呑みするということは避けた方が賢明では無いでしょうか。はいまたまた勝手な事申しました。それでは。

2007年5月14日

まだアドビからは......



こちらが最新の動画です。4月の12日の朝7時20分発のクライストチャ-チからクイーンズタウン行きのニュージーランド航空国内線の機内から撮影しました。ちょうど前の日に寒波が来て雪が降り、南アルプスが綺麗に真っ白になっていたので撮影せずにいられませんでした。(ちょうど帰国前に新しいビデオカメラ買ったばっかりだったというのもあるけれど)。このように冬には南アルプスの山はすっかり雪を被り、南島の特にクイーンズタウン、ワナカ周辺はスキー、スノーボードを楽しむ人々で一杯になるのです。

タイトルにもあるように、また下の一つ前の記事に書いたように、アドビのプレミアエレメンツって言うソフトの日本語版をニュージーランドにいながらダウンロードして買いたいんですがそれが出来るのかどうかを電話して聞いてみようとしたら、メールを送れと言われ、金曜にメールを送ったけどいまだ何の音沙汰もありません。はーあっ。溜息一つ。まったくね。まあでもこのカスタマーサポートセンター、やっぱりニュージーランドにあるんですかね?それとも海外のどこかに勝手に繋がってたのかな?こういうのに詳しい方いたらぜひ教えてください。

昨日はクイーンズタウンの町に写真の額を買いに行きました。欲しかったのは横向きの写真を縦、上下に2枚並べる額。が、しかし、クイーンズタウンでは売って無いんですね、これが。写真屋さん3軒、本屋さん2軒どこにも置いてない!1枚用の額で色々なサイズは一杯あったんですけどね。これまた溜息。この辺が日本特に東京と違うところです。欲しいと思ったものが手に入らない事が多い!特に細かく変わったものが欲しいという訳ではないと思うんですが。この辺誰かクイーンズタウン在住の方ビジネス始めてくれませんかね?色々チャンスあると思いますよ、この現状なら。

この辺も海外特にニュージーランドみたいな所に住むという一面を現していると思います。東京での生活に比べたら何せ不便です。ただその不便さを受け入れるか受け入れないかで、貴方のこの国での生活における態度、精神状態ははっきりと分かれます。

これは更に言えば、ニュージーランド人を始めとする西洋英語圏の人達と共に暮らし働くという事に繋がると思います。何せ日本の基準で物事考えたら、もうただの損ですよ。勝手に胃痛めて、気苦労して、疲れて、黙って耐えて、そういうことをしても殆どの場合気づいてくれませんから、他の人達は、何でそんなに不幸せそうにしているのか。きちんと自分の主張を伝える事が出来ないとどんどん深みにはまって、する必要も無い苦労をしょうことになってる日本人の方を何人か見てきました。

てなわけで、勝手な事抜かしましたが、言いたいのは、英語を話すという事は、ただ日本語の日本人同士での文脈でのあまり決断を必要とされない態度、思考構造のままではきついという事。日本語でもきちんと意思疎通が、良いのか悪いのか好きなのか嫌いなのかが表現出来るようになって初めて、可能になるんだと思います。ただ英語の単語、文法を覚えても、言語感情伝達能力が日本にいるままだとなかなかきついと思います。でも、だからと言って日本人全て捨て去る必要も無いと思いますけど。用は使い分け。

はい勝手な事言わせて貰いました。そろそろ恥ずかしくなってきたんで終わりとします、それでは。

2007年5月11日

カスタマーサポートってほんとにそれサポートしてんのかよ?

いまさっきパソコンのソフトを購入しようと思い、アドビのホームページに行きました。そこで、注文をし支払いの段階でふと気づきました。配送とか何とか言っていて、いや待てよ、俺はダウンロードして買いたいんだと。何せニュージーランドに住んでるんだからさ。ちなみにこんなやつを買おうと思ってたわけです↓




で、色々画面を見て、違うページに行ったりしてみたんだけど、それらしき事はどこにも書いてない。なんで、次にアドビのニュージーランドのページに行きました。そこも似たようなもので欲しい情報は得られなかった。

で、次にお急ぎの方はカスタマーサポートセンターまで電話をみたいな事が書いてあるんで、早速電話を手に取ってトールフリー(無料)の番号に電話してみました。

そしたらインド人アクセントの女性が出ました。私の聞きたかったのは、
  • ニュージーランドに住んでる。
  • でも日本語のソフトを貴社から買いたい。
  • だからダウンロードして買えないのか?

という事なんですが、その女性は私の質問には答えずに、

「カスタマーサポートにイーメールを送れ」と言うんです。

????????

何のためのカスタマーサポートセンター、コールセンターなんだ?

私の言いたいポイントは、

  • 最初にホームページにいた。で情報探してたけど見つからなくて、お急ぎなら電話しろって書いてあるからわざわざ椅子から立ち上がって電話取りに行って電話した。
  • そしたら質問には答えずにメールを送れと言う。
  • で結局コンピューターに戻ってメールを送った。

だったら最初からホームページ上に全てメールで質問しろって書いといて、そういうシステムにしときゃいいじゃん。真ん中の電話の部分が余計じゃん。しかも質問に答えられないんだったらいる意味無いし。

嫌味たっぷりにメールを送らせて頂きました。俺が聞きたいのは出来るのか出来ないのかって事だけ。何も難しい質問してるとは思えないんだが。

どうなのよ、アドビ?


2007年5月6日

グリーンストーン谷での山小屋冬期閉鎖のお手伝い







  • 地図へのリンク。この地図でなんとなくの位置関係把握してみて下さい。ちなみに左上の+と-付きのレバーをいじる事により拡大拡小する事が可能です。


  • 金曜から今日までこのグリーンストーン谷に仕事の関係で行ってました。夏の間働く山歩きの会社のロッジがこの谷に2つあり、夏のシーズンが4月末で終了に伴い、冬が来る前にその2つのロッジを完全に閉める作業をしに行って来ました。

    で、上の写真がまあイメージ写真ってところです。ロッジは谷底にあります。見えませんけど、写真では。

    冬には完全にツアーには利用しなくなるので、それに伴う作業を色々として来ました。
    例えば、完全な山の中なので電気はありません。ですので温水シャワーはガスボンベと温水器?湯沸かし器?を使っていますので、それらを外し、湯沸かし器はロッジ内に保管するために移動。

    また冷蔵庫もガスを使っていますので、(そうなんです。冷蔵、冷凍するのにガスで火を焚いて冷蔵庫を動かすんです、不思議でしょ)、ガスを外して冷蔵庫内のもの全て出す。
    トイレの便器内(きちんと水洗。でも別に垂れ流してるわけではありません。きちんと汚物用のでかいタンクに繋がっていて、それが一杯になったらヘリで運び出して空のと交換)も、冬は凍ってしまうので車用の不凍液を少々混ぜる。

    ねずみ、イタチ、ポッサムなどの動物がうろつくんで罠を仕掛ける。

    夏の間お客さんが寝る寝室のベッドのシーツ、カバー、枕ケースなど全て引っぺがす。これが結構な重労働。

    水は全て近くの川から引いてますんで、栓を閉め、タンクを空にする。でないと冬の間凍ってしまいパイプがダメージを受ける可能性がある。

    まだまだやる事はあるんですが、まあこんな様な事をして、山の中歩いてロッジ間を移動して今日帰って来ました。行きはヘリで2つ目のロッジまで一気に飛び、そこから逆戻りする形で帰って来ました。2日かけて歩く距離もヘリだと6分くらいですか。この仕事の良い所の一つですね、ヘリにたまに乗れるっていうのが。

    ニュージーランドもこのあたりは非常に雨が多く、ここから40キロほど行ったミルフォードサウンドと呼ばれるフィヨルド地形で有名な観光地の辺りは、年間6-9メートルの雨が降ります。

    実際ここに2年程住んでた事がありますので、断言できます。マジで降ります。まあそんなとこなんで雨に降られましたが、これも自然の一部で、もう私なぞは慣れてしまっているので、嬉しかったりするんですね、雨に濡れて歩くのが。これぞフィヨルドランド。イヤーいいですよニュージーランド、勝手に悦に入って今日の投稿終わらせて頂きます。

    それではまた次回。

    2007年5月3日

    ニュージーランドでの車検 WOF その1












    ここクイーンズタウンではここ数日雨まじりのどんよりとした雲が町、湖そして周りの山々を覆った曇りの日が続き、とうとう夏も完全に終わってしまったという雰囲気になっています。

    町にも観光客の数はめっきり減り、どこのお店も暇そうです。恒例の5月のゴーストタウン化です。家々では煙突から暖炉の煙が黙々と上がってるのが多くなって来ました。

    今朝は半年に1度の車の車検=WOF (Warrant Of Fitness) を取りに行って来ました。

    ここニュージーランドでは半年に一度車検を受けなければなりません。また登録は色々融通が利きますが基本的に半年か1年の分を支払う。車検は診てもらうのに一回$50、そして検査の際に何か不都合があれば4週間の猶予が与えられ、その間に駄目なところを直して再度診て貰い、合格すれば一番下の写真のようなステッカーが貰え、それをフロントガラスの上に貼ることになります。

    日本に比べると検査字体は非常に簡単で、本当に基本的なことしかチェックしません。ですのでこれに通ったからといって全てオーケーというわけではなく、本当に最低限の範囲で車はオーケーと言うことです。

    今回自分の車、トヨタコロナ1984年製マニュアル車、走行距離も写真の通り31万キロに届こうかというほどです。足回り、ライト、ステアリング、タイヤの溝の深さなど全て基準を満たし一発で合格とはなりましたが、ご覧のように後ろのドアに錆が出てきていて、次回までにこれを手入れしないと次は無いぞという助言を頂きました。

    ニュージーランドでは多くの人が家から車から何まで自分で直してしまう人が多いです。

    こういう人は Handy=Resourceful=何でも出来てしまい非常に便利、凄い人と呼ばれ、一種の人を褒め称える際に使われる形容詞の一つです。特に男っぽい男性に対しては非常な賛辞な言葉となります。

    自分は全然ハンディではありません、ちなみに。

    ですがこの国に来て初めて車を運転したのが98年、それ以来自分なりに少しずつではありますがそれなりに身の回りの事が自分で直せるようにはなってきました。98年当時は車の事何せ何も知りませんでしたから。東京で車運転した事などなかったですから。それに比べれば今は大きな飛躍を遂げたといえるでしょう。

    ですので、この錆は友人からどうにか電気ツールを借りてきて、ガンガン削って錆を落とし、似たような色のペイント買って来て塗って直すことになります。幸い、先にも述べた通り、友人のキウィにはハンディなのが一杯いますんで、最善策を聞いて、ついでに誰かしら友達の友達がそういう工具を持ってたりするので、そっから工具借りて近いうちに修理を行いたいと思います。

    その際には写真付きでレポートなんかしてみようかな。

    それでは今回はこの辺で。

    2007年5月1日

    ジャグナイト

    昨日は夏の仕事のガイドたちがほぼ全員集まって、シーズン末恒例の飲み会「ジャグナイト」=Jug Night が行われました。これには幾つかの説明が必要です。

    先ず、私は一応夏は山歩きのガイドとして働いています。ただしこの夏は11月のみガイドとして働きその後は北海道のニセコに行き、最近こっちに戻って来ました。で、ガイドは全員会わすと25-30人くらいでしょうか。夏のシーズン中(11月始めから4月末まで)は、ほぼ毎日ツアーが出ていて皆山の中にいるので、一同が全員顔を会わす事は無い。

    次に、シーズン中誰かが仕事中にヘマしたり、ひどいことしたりすると、「ジャグファイン」=Jug Fine として記録される。ジャグとはビール飲む時のピッチャー(通常グラス毎に買うよりお得)、ファインは罰金の事。

    これには「ジャグリスト」があり、そこに「原告」「被告」=Jugee, Jugger と言う形で誰か他のガイドが何かミスしたりした時に、「このガイドはこうこうこういう事をしたからジャグ=罰金?に値する」と書き記す。

    これがシーズンを通して行われ、6ヶ月もあるんで凄い数のジャグファインが溜まるのです。特にやはり新人のガイドはミス、ヘマをしがちですので彼等のファインの数は多くなる。

    そしてシーズン終了と共に、一同顔を会わせ、そのリストの中から選りすぐりの物を読み上げる。この際、一人、裁判長のような人物が、リストから読み上げ、訴えた者はどういう経緯、理由かを皆に説明し、訴えられた者には自分を弁護する機会が少し与えられます。そしてそれを聞いて皆が無罪か有罪を決める。有罪の場合はグラスに入ってるビールを飲み干す、更にひどいケースの場合はショットグラスの「日本酒」が渡されそれを一気飲みせねばならない。

    とまあ結局は飲み会で、殆どが有罪として扱われ皆飲みまくります。シーズン末に酔っ払う良い口実と言うわけです。

    これらのリストの中には、出発の前の晩に飲み過ぎて、二日酔いで仕事に現れる、更にひどいのは寝過ごす。お客さんに聞かれた質問が答えられず、適当にでっち上げたのが運悪く?他のガイドにばれる。ガイドなのに怪我してヘリコプターで救出されたやらお客さん見失ってとんでもない事になったなど、それはそれは様々な事が起きます。最高に笑えるんですけどね。

    このようにニュージーランド人と働くというのは日本人同士で日本のやり方でことを進めるのとは、当たり前ですがまるで違います。どちらが良いかとか言うのではなく、どちらにも長所があり欠点がある。結構外国に住むという事は気楽に見えて気苦労も多いですが、腹の底から笑える事が多いというのも事実です。それでは。

    2007年4月28日

    アロータウンを紹介するビデオを作りました

    さて、日に日に寒さが強まって来ているような気がするクイーンズタウン。

    日がだんだん短くなってきて、昇る高さも低くなってきているのが感じられます。クイーンズタウンの町の直ぐ裏には山があるので、冬はその山に遮られ、日が当たらなくなってしまいます。

    今私の住んでるファーンヒルという所も、冬は日が当たらないので一日中霜だらけ、道路も運転気をつけないとスリップする危険が出てきます。



    今日はこんな素人動画ビデオをアップしてみました。

    ちょっとファイルが重いかもしれないので、快適にご覧慣れるまで時間が掛かるかも.....待ってる間トイレいってお茶入れて時間潰してください。

    今月が昇り始め、もうそろそろ満月ですね。

    それでは今日はこの辺で。


    2007年4月26日

    日本語を話しながら暮せる喜び

    ここ数日クイーンズタウンはどんよりとした雲が低く垂れ込め、時折雨が降るうっそうとした天気の日が続いています。今朝はそれなりに気温も低く、いよいよ本格的な冬の訪れを告げているようです。

    昨日は友人二人、夏はクライストチャーチでバックカントリースキーのガイド、夏はクイーンズタウンでハイキングのガイドとして働くH、そしてMちゃん、彼女は夏はミルフォードトラックのガイド付きツアーの小屋で働き、冬はヘリスキーの会社で働いている、と久しぶりに再会し、お昼ご飯を食べながら積もった話に花を咲かせました。

    こちらニュージーランド、フィヨルドランド地方は非常に天気に恵まれた夏を送ったようで、話を聞いただけでも嫉妬してしまいそうでした。私を含めて三人とも、自然の中に身を置くと言う事を仕事としているので、話が合うというか、非常に楽しく時間を過ごさせていただきました。

    自分はあまりクイーンズタウンの日本人社会とは縁が無く、それほど日本人の友人が多くは無い環境で暮らしてきました。それが今回数少ない日本人の友人の住む家に住むことになり、日本語を日常生活でメインに使う暮らしになり、ちょっとした驚きと共に初々しく、非常に目新しい感覚にこそばゆい感覚を同時に感じています。

    自分はミルフォードサウンドと言う非常に俗世間と離れた僻地に2年程働きながら暮らし、そのときには他にもう一人の日本人しかいないという状態で、日本語話す時は二人で部屋に閉じこもって周りにニュージーランド人がいないときにのみ、思いっきり二人で日本語で話すと言う事をしていた時と比べると、なんだか月日の流れと言うか、変わったなと言う感慨にふけらざるを得ません。

    というわけで、この冬はあまり日本語の単語が思い出せないなどのトラブルは避けれそうです。脳の老化防止に良い冬になりそうです。

    2007年4月23日

    ニュージーランド田舎町のお産の実態

    テアナウの友人に男の子が産まれたとの事。ホッと一安心。

    どうやら南島最南端の町、Invercargill=インバカーゴの病院まで移動しての出産となったようで、一時は何かあったんじゃないかと心配したんですが、無事に出産と言うことで安心しました。

    インバカーゴへはクイーンズタウンから車で2時間ほど、ほぼ一直線に南に下って行きます。

    彼女が最初にテアナウからお産に行った町、ラムズデンはちょうどその中間に位置し、ラムズデンからインバカーゴまでは来るまで1時間くらい。

    本当に、大変ですよ、田舎に住むって言うのは。お産一つとっても車で延々と別の街に行かないと充分な施設の整った病院が無い!

    ちなみにクイーンズタウンにも大きな病院はありませんので、もし病気して何かと区別で専門的な施設、治療法が必要な時は救急車でインバカーゴまで運ばれることになります。

    数日前にはクイーンズタウンから来るまで20分ちょっと行った所にある小さな町、Arrowtown=アロータウンに紅葉を見に行ってきました。

    この時期このクイーンズタウン周辺には紅葉が綺麗に見れるスポットが幾つもあり、素晴らしい眺めとなります。アロータウン自体は非常に小さな町で、1860年代のゴールドラッシュで町が築かれたと言う歴史があります。

    ただしそのゴールドラッシュも長くは続かず、その後はひっそりとした、世界的なリゾート地クイーンズタウンの陰に隠れた衛星都市?村?といった感じです。

    クイーンズタウンの人ごみ、雑踏に疲れた時にちょっと足を運ぶと、とても静かで落ち着きます。こんな感じでした↓





    このように季節に応じて美しい景色がどこに行っても、特にこの南島では楽しめます。

    それではまた次回。

    2007年4月22日

    テアナウの町の人口が一人増えます









    昨日からテアナウと言う町に友人を訪ねて行き、帰って来ました。

    テアナウはクイーンズタウンから南西方向に向かってくるまで二時間、世界的に有名な「ミルフォードサウンド」に行く時に立ち寄る最後の町で、人口は大体5000人位でしょうか。

    観光が主な産業で夏はそのミルフォードサウンドにバスで行く人達や、テアナウの町を中心にして「フィヨルドランド国立公園」内にある多くの山歩きのコースを歩く人々で賑わう所です。場所は下の観光局の地図のリンクでご確認下さい。

    写真はそのテアナウの町から15分ほど車で走った辺りから見えるテアナウ湖、南島では一番大きい湖です。

    ここには友人を訪ねに行って来ました。

    もうかれこれ10年弱の付き合いの日本人女性の友人とその旦那のニュージーランド人男性の夫婦、5月10日が子供の生まれる予定日と言うことで、その大きくなったお腹を見に行ってきました。

    が、今朝(日曜)その友人宅で起きてみたら、昨晩の間に変化がありもう産まれそうとの事。

    二人共いたって冷静に何のパニックも無く、今日これからテアナウから車で1時間ちょっとのラムズデンという町まで入院しに行くことになり、急遽ベビーカー?チャイルドシートかな、を借りに行ったりしていざ出発していきました。

    順調に行けば明日には産まれてるとのこと。冷静で淡々とした二人をよそに、いざ自分の方がおたおたしてしまいました。だってあまりにも普通にしてるから。

    もっとこう痛いとかなんか騒ぎがあるもんだと思ってたんですがね、お産って。

    多分彼女はラッキーなんでしょう、つわりも無いとか言ってましたし、子供を産む女性として、ここまで普通にいられるって言うのは。

    まだ性別も知らないということなんで、果たしてどちらなんでしょうか。楽しみに待ってます。でも性別を知ろうとしないって言うのは結構あることなんでしょうか?自分だったら真っ先に聞いてしまいそうな気がします。

    それでは母子ともに健康なことを願って今日はこの辺で。

    2007年4月20日

    2007 秋から冬 いよいよ紅葉が綺麗です




    こちらの写真はショットオーバーキャニオン(渓谷)、クイーンズタウンの町から車で20分ちょっと行った、未舗装の狭い崖っぷちの道を走る所で、この付近では昔1860年代に金が発見され、一時はゴールドラッシュで栄えましたが、今では誰も住む人はいなく、ちょっとした歴史的建造物などが残されるのみとなっています。夏の間はこの付近でラフティングやマウンテンバイキングをする人々で賑わいます。

    ご覧の写真は去年の今と同じ時期に撮られたもので、今クイーンズタウン近辺は紅葉の真っ盛りです。紅葉といっても葉の色がこの時期に変わるのは殆どが外来種で、原生林に入って行っても殆どは常緑樹なので日本のようには紅葉を楽しめるわけではありません。ただしこの辺りでは昔人間が持って来て植えた外来の木々がこのように紅葉しているのです。

    この時期はやはり日に日に気温が下がって行くのが肌で感じられ、陽も短くなって行き、このように紅葉になってやがては葉も散って、本格的な冬の到来となります。雪の降るのが待ち遠しくてワクワクして来るのと同時に、やはりなんだかどこか一抹の寂しさも覚えます。個人的な感想としては、日本より季節の移り変わりがいきなりであっという間、突然はいもう夏終わり、もう冬ですもんねって言われてるような気が毎年します。

    この季節には、この辺りをドライブして、紅葉を見て回るって言うのもなかなか通なニュージーランドの過ごし方だと思います。この近辺でのお勧めはレイクヘイズですね。紅葉の季節にはニュージーランドでも一番写真に撮られることの多い場所だそうです。(さっきの今晩のニュースで言ってた)。

    それでは今回はこの辺で。

    2007年4月19日

    ルートバーントラック その1 基本情報






    昨日は一日ハイキングに行ってきました。行った場所は「ルートバーントラック」と呼ばれる山歩きのコース。

    この国でも山歩きのコースとしては有名な方で、ニュージーランド国内はもとより、世界中からこういう所を歩きに人々が訪れます。

    こちらは私が夏の間ガイドとして働く「ルートバーンガイデッドウォーク」社のホームページへのリンク↓
    http://www.ultimatehikes.co.nz/Routeburn_Track/

    基本的には2泊3日で歩き通すコースなんですが、自分は一日で、「ルートバーントラックエンド」と呼ばれるマウントアスパイアリング国立公園側、ツアーでは終点に当たる側から「ハリス峠=標高1277メートル」と呼ばれるツアーでは2日目のハイライトに当たる場所まで登って行き、さらにそこから隣の「コニカルヒル山=標高1515メートル」の頂上まで一気に半分走って往復して帰って来ました。往復どうですかね、30キロ弱といったところでしょうか。まあ最近日本でも巷で言われるマウンテンランという部類に入るのでしょうか、強引に部類別けするのなら。

    こちらの山歩きのシーズンは10月終わりから4月の終わりまで。なので今はシーズン末にあたり、そんなわけであまり「トラック=山歩きのコース」を歩いている人もいませんでした。考え方としては2つありまして、高山植物や、真夏の素晴らしい景色を楽しみたい場合はやはり1月2月がベスト。ただし誰も皆同じ事考えているので非常に混み、予約が取れない。逆にシーズン最初と終わりは空いてる分、日も短く寒く、花も見れない。

    予約と申したのには訳がありまして、この国でこのルートバーンを含めたもっとも人気のあるコースは前もってこちらの「DOC=ドック=環境庁みたいな物」に予約を申し込んで、希望の日にちに空きがあるなら、じゃあこの日に歩いてオーケーと言う返事が来て、次に支払いを済ませて、そうするとチケットが送られてきて、そのチケットを持って小屋に止まって歩くと言うシステムになっているからです。

    こちらはそのDOCへのリンク。もちろん英語。

    さらに言うと、そもそも個人歩きガイド付きツアーに参加すると言う2つの選択肢があります。

    ガイド付きツアーに参加する場合はそういう予約などの煩わしさからは開放され、比較的楽に歩けます。日本からも多くのハイキングのツアーが出ていますので、お金とちょっとした時間があれば素晴らしい景色が楽しめます。装備も最低限で歩けます。なぜなら、ガイド付きツアーの場合は食事も全て出て、ベッド、シャワーが各ツアー専用の小屋にあるからです。

    一方で個人で行かれる場合は、先ず小屋泊まりかテント持参かを選択し、そして希望の日時を伝え、既に一杯で無ければ歩くことが出来ます。もちろん自分の食料、寝袋等をバックパックに担いで歩きます。ガスコンロは小屋にあるので持ち運ばなくてオーケー。トイレも夏の間は水洗トイレが小屋にあり、トイレットペーパーも常備されています。

    色々言いましたが、こういう山歩きなどが気軽に楽しめるのもニュージーランドの魅力の一つ。しかも人間の数が少なく、多くの自然がそのまま残された景色が楽しめます。まだまだこのほかにも、海、山、川、多く魅力的な場所はあります。これからも少しずつでもそういったところを紹介できればと思っています。

    それでは今回はこの辺で。

    2007年4月17日

    2007冬 今日は薪が届きました






    これが今日の午後のクイーンズタウンはワーフ( The Wharf )と呼ばれる街の中心部のちょっとした埠頭です。

    3枚目の写真の奥の山がリマーカブルズ山、大体街からなら常に見えます。そして湖がワカティプ湖。素晴らしい天気の一日で、半袖短パン日和。町を歩く人々もまだ夏らしい格好の人が多く、去り行く夏が名残惜しくなります。

    昨日新しいフラット(こちらでは日本みたいに一人でアパートの部屋に住むのではなく、一軒家を誰かが借りてそこでフラットメイト=一緒に住む人を募り、一つ屋根の下で共同生活していくのが主流)に移り、なんとなく引越しを済ませ、部屋も取り敢えずは片付き、一段落。

    家賃は大抵2週間に1回代表者に支払い、その人が代表して大家に支払う。大体の場合、銀行の自動引き落としで済ます。入居時にボンド(敷金みたいなの。退去時に何も家の物を壊したりしてなければ返って来る)を払う場合もありますが、自分が今回引っ越して来た所は日本人夫婦の友達と言うこともあり無し。

    何も壊さないし、普通に暮らしてれば。

    ちなみにニュージーランドでは給料も2週間払いのところが多い。この前新聞でこの方法をとってるのが主流な国はここの他、オーストラリアなどごく僅かだとか言ってました。でも、このやり方に慣れてしまうと逆に日本のような月1回の給料日の方に戸惑ってしまう。どっちもどっちですかね。

    そして今日はこれから来る冬に備え薪を5キュービックメートル(5立方メートル)分買い、それが10時過ぎに届けられました。

    駐車場みたいな家の前のスペースにどかっとトラック一杯に持ち運ばれたものを、3人で二時間ちょっとかけて玄関脇のスペースにその薪を積みました。それが上の最初の2枚の写真、結構な量でしょ。

    これで多分毎晩火焚いて一冬ちょうどって感じでは無いでしょうか。こうしてクイーンズタウンでは来る冬に備えています。

    それではまた。

    2007年4月15日

    クイーンズタウンで 満天の星空に想う





    これら2枚の写真はこの夏撮ったものではありませんが、一応イメージとして載せてみました。

    この湖はワカティプ湖と言い、この湖の畔にクイーンズタウンはあります。1枚目の写真の奥で雲を被った山がリマーカブルズ山といって、こっちから反対側にリマーカブルズスキー場があります。

    日本などと違ってニュージーランドでは殆どの場合スキー場までは車を運転していくか、バスに乗るかもしくはヒッチハイクして行きます。リマーカブルズスキー場まではクイーンズタウンから45分くらい、途中から舗装されていない砂利道の山道を登って行くことになります。日本のように冬用のタイヤはありませんので、チェーンを巻いて行きます。

    今日も晴れ、気温は昨日ほど高くはありませんでしたが、冬前に暖かさを楽しむには充分。街ではまだ多くの観光客が、思い思いのアクティビティをしたり、散歩したり、街を見物したりしていました。むしろ人が多すぎて、街中、町近くでは駐車スペースが見つからないくらいです。

    ただこれから次第に人の数は減っていき、5月には一度街は死んだように静かになります。そして6月のスキー場のオープンが近づくにつれまた人の数は多くなってきます。

    この街は季節の替わり時、夏から冬の5月と冬から夏の10月に、それぞれの季節の季節労働者が入れ替わると言う現象があります。ですのでもしクイーンズタウンに半年とか来られる場合は、この傾向を頭に入れ季節の変わり目にやって来ると仕事も部屋もシーズン中に比べると幾らかは早く見つかるのではないでしょうか。


    今日は夜空も星が見える限りをおおっています。星の数も日本では見れないほど見れますし、星座も南半球ということもあり全く違います。ぜひ一度この綺麗な星空、空の片側から反対側まで一筋に続く天の川を見に来られてはいかがでしょうか。

    それではまた次回。

    2007年4月14日

    冬の一歩手前 一日に四季がある





    今日はすっかり夏らしい一日に逆戻りです。今朝目が覚めたら窓の外には素晴らしい青空が広がっていました。この2枚の写真はクイーンズタウンの目抜き通り を撮ったもの。やはり東京と比べると段違いに静かです。特に今朝は土曜、週末と言うことで仕事が休みの人が多かったというのもあると思いますが。

    今日で日中、気温は15度くらいですかね。風が少し強かったので風の当たる所ではもう少し寒く感じますが、風が無く日差しをもろに浴びるところでは、半袖でも大丈夫、っていうか自分は。面白いのは本当に人によってそれぞれ服装が違うところ。僕の友達は短パンにサンダル(ゴム草履=こちらではジャンダルと呼ばれます)でもダウンジャケットにビーニーな人もいるし、もう本当に何でもあれ。もちろん日本みたいな衣替えの習慣はありません。

    それにニュージーランドを表現する言葉の一つに「一日の間に四季がある」と言うのがありますが、まさしくその通りで、特に今の時期は晴れれば夏みたいに暑いし、曇ると一気に冬みたいに寒い。朝は冬の格好で、晴れた昼間はまだ夏の格好の人もいますし、一番面白いのはベースは夏の格好なんだけどそれじゃ寒いからダウンジャケットその上に着てる人達、どっちなんだ!?と突っ込み入れたくなります。

    あと陽が射すと一気に熱くなると言う理由の一つには、紫外線が強いって言うのもあるんじゃないかな。

    日本とは比べ物にならないくらいに強いのは、本当に肌が短時間でじりじりと焼ける、焦げていくのが感じられるほどです。気をつけないとあっという間にピンクになってしまいます。今日の紫外線指数みたいなの天気予報で言いますし、白人種は肌が我々に比べ紫外線に対して抵抗力が無いというのもあり、普段の日常生活でも日焼け止めマメに塗る人多いです。

    さて、明日も晴れみたいなんで明日はちょこっと散歩でもして来ようかなと思ってます。

    それでは。

    2007年4月13日

    2007 冬の始まり ニュージーランドより

    昨日の朝、無事にクイーンズタウンに戻りました。飛行機を降りたら今にも雪が降り出しそうなどんよりとした雲が垂れ込め、車には霜が降りていて、きっちりと前の夜には雪が降ったみたいで周りの山々の上のほうには雪がかぶっていました。

    そして今日も朝から物凄い冷たい風と共に時折雪がちらついております。どうなってんだ?自分勝手な目論見では昼間は晴れればまだ20度近く行って、昼間は短パン、Tシャツ、サンダルで夏気分を満喫してこれから来る冬に備えるはずだったんですが.....

    成田からクライストチャーチへのフライトは何事も無く行き、友達のトーマス宅に泊まりました。一応飛行時間は10時間40分。そんなに長くは感じませんがこればかりは人によって基準が違うでしょう。

    飛行機では2時間くらいしか寝れなかったので非常に疲れていましたが、彼のおばあちゃんの家に引越しの手伝いしに行ったりしてのんびりと過ごしました。

    クイーンズタウンへは昨日の朝、クライストチャーチを朝7時20分に出て1時間5分のフライトで到着。エアニュージーランド、シンガポール航空を利用する時、大体ニュージーランドのこの辺に住んでいると国内線と国際線の乗り継ぎというか予定の組み方に苦労します。日本に帰るのに2日かかったりなんて事も。

    カンタスはクイーンズタウンからオーストラリア経由で日本までスムースに行けるとの事なんですが自分は乗った事が無いのでなんともコメントは出来ません。

    今は別の友人ヘイデン宅にお邪魔して、自分の部屋が決まるまで泊めてもらっています。こちらでの居住環境等もいづれ書きたいと思います。

    今日はこの辺で手短ですが失礼。

    2007年4月9日

    はじめまして クイーンズタウンの紹介

    今回が初めての投稿となりますが、先ずはクイーンズタウンはどこにあるのかということからお話ししたいと思います。

    そうです、ご存知のようにオーストラリアの東隣、国旗も似ていますがきちんとした独立国ですので、オーストラリアの一部分ではありません。で一応こんな形してます。地図へのリンクはこちら↓

    ニュージーランド政府観光局のサイトの地図へ

    私の住むクイーンズタウンは、南島(下の島)の南にある、ワカティプ湖と呼ばれる稲妻型した湖の畔にある人口、正確には知りませんが、15000から20000人といったところでしょうか。

    夏に冬に観光客の多いリゾート地であります。夏は有名なバンジージャンプを初め、ジェットボート、パラグライディング、などのアクティビティ、またここを拠点にして山歩き(こちらではトランピングと呼ばれる)、マウンテンバイクなどのアウトドア活動やり放題、冬は何と言っても、スキー、スノボード。コロネットピーク、ザ・リマーカブルズ(リマークスとも呼ばれる)が一番近く、ここから日本人ボーダーに人気のカードローナ、そしてもう少し足を伸ばせば上級者向きのトレブルコーンといったスキー場に行く事が出来ます。

    自分はこの中のコロネットピークというスキー場で働いており、今度の冬で4シーズン目となります。スキー、スノボードの季節は6月初旬から10月頭といった所でしょうか。各年の天候により若干の差がありますが、一般的に言われるベストな時期は7,8月では無いでしょうか。

    この日本の冬をニセコで過ごし、明日飛行機で帰るのですが、この際あまり知られていないニュージーランドはクイーンズタウンでの日々を紹介しようと思いこのブログを立ち上げました。

    興味のある方はぜひちょくちょく読みにいらして下さい。

    それではよろしく。